2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

その昔、テレビ朝日でやっていた「AVガーデン」という深夜番組を憶えていらっしゃる方いますでしょうか?たしか80年代後半だったと思いますが、サエキけんぞう氏が司会のこの番組、毎週のように細野晴臣氏が登場してました。この番組、あのティン・パン…

はらいそ

細野晴臣の「泰安洋行」('76)は、古今東西、ボクがいろいろな音楽を聴いてきた中で、最もインパクトがあった作品でした。このアルバムは発売当時は全然売れず、一部の熱狂的なファンや海外の先進的なミュージシャン(ヴァン・ダイク・パークスやジョン・セバ…

泰安洋行

ボクが幼少の頃、父親がやたらに家族をほったらかしにして1人で海外旅行していたような記憶があるんですが、今思うと、あれは仕事なのか遊びなのか。いまだによくわかりませんね。でも、ボクはそのころから「大人になるということは、海外に行くという事だ…

トロピカル・ダンディ

買いましたよ。30周年記念盤。エレック盤のアナログ、1995年のCD盤に続いて、わが家の3枚目の大滝詠一の「ナイアガラ・ムーン」('75)です。このアルバム、本当に昔から大好きだったのですが、曲が短い上に、1曲1曲に込められたエネルギーがハンパ…

ナイアガラ・ムーン

細野晴臣のソロ作品には傑作が多いけれど、この「Hosono House」('73)は、何か特別な匂いがします。このアルバム以外のソロ・アルバムには、「ハリー細野」であったり「YMOの細野」であったり、そういった「音楽家・細野晴臣」という人が堂々とそびえ立っ…

Hosono House

はっぴいえんどのラスト・アルバム「HAPPY END」('73)は、何と言ってもジャケットが印象的ですね。まるで50年代のアメリカの雑誌から抜け出てきたようなカップルの写真は、そのまま「洋風なアルバム」という印象をリスナーに感じさせてくれます。内容の方…

Happy End

はっぴいえんどがすごいのは、大瀧詠一、細野晴臣、鈴木茂、松本隆と、このメンバーの誰か1人抜けてしまっても成り立たないほど、それぞれのミュージシャンが音楽性を決める重要な役割を担っているという点ですね。まさに最強のメンバー。そのそれぞれが持…

風街ろまん

このはっぴいえんどのファースト・アルバム「はっぴいえんど」('70)も、聴いたのは小学生ぐらいの時。確かURCの再発盤のレコードを兄貴が買ったんですよ。当時はYMOブームで細野晴臣も絶好調だったし大瀧詠一の「ロンバケ」も流行っていたし、松本隆は…

はっぴいえんど

高橋ユキヒロの「What Me Worry?」('82)です。個人的には、このアルバムまでのユキヒロ氏の音楽が一番大好きでしたね。前作同様テクノ路線をひた走っているとはいえ、坂本龍一氏の美メロが冴える「Frash Back」のような日本語のポップなレゲエ感覚の軽やかな…

What Me Worry?

連日YMOネタばかりになってます。他のアーティストのアルバムを取り上げて気分転換しようとも思いましたが、これを逃すと永遠に取り上げる機会もなくなりそうですし、やはり「過去を総括」する意味でも、影響を受けたYMOを押さえておかなければ気持ち…

ニウロマンティック

名盤中の名盤だと思います。高橋ユキヒロの「音楽殺人」('80)。このアルバムに関しては「昔、好きでした」だけで終わらせたくないですね。初めて出会った小学校時代から現在にいたるまで、いったい何度針を落としてきたことでしょう。ちなみにレコードの初回…

音楽殺人

高橋幸宏ではなくユキヒロと名乗っていた頃の彼のデビュー盤「サラヴァ」('78)でも取り上げましょうかね。これはどちらかというとYMOというよりも、むしろ彼がメンバーだったサディスティックス(ミカ・バンド)の流れにあるというか、つまりは加藤和彦的…

サラヴァ!

今日も坂本龍一ですね。なんかこうやって連日取り上げると、ものすごい信者みたいですが、別にそういうわけではありません(笑)というか坂本龍一という人の音楽は、何かこう「いいものもある、悪いものもある」という、どこかで聴いたようなセリフは吐きた…

B−2UNIT