2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「浮気なぼくら」('83)のレビューをするつもりが、家のレコード棚を探しても見つかりません。それほど久しく聴いていなかった作品ということでもあるんですが、記憶だけを頼りに何か書いてみようと思いつつ、それじゃあんまりなので慌てて近所のCDショップ…

浮気なぼくら

テクノというのはプログラミングのワザが重要な音楽なので、念入りな計画を元に作り上げるような印象もあるのですが、実際には即興でリズムやコードなどを打ち込んで、あとから肉付けしていく作業していく方が予想もつかない面白い音楽が出来る可能性があり…

フィルハーモニー

この「テクノマジック歌謡曲」はYMOとは直接的には関係ないけど、先の「イエローマジック〜」と同じくテクノという病魔に冒された80年代裏歌謡の集大成みたいになっていてスゴイです。とはいえ本家とまったく関係ないというわけでもなく、YMOファミ…

テクノマジック歌謡曲

シンセサイザーでポップスをやるというYMOの発想は、あっというまに歌謡曲のシステムに飲み込まれ、最終的にはYMOすら歌謡曲のパロディをやって幕を閉じるというオチになってしまいます。しかもYMOのメンバー事体も歌謡曲の仕事を、自分たちの「実…

イエローマジック歌謡曲

YMOの「テクノデリック」('81)は当時リアルタイムで聴いてはいましたが、買ったわけではなくレンタルで借りてテープにダビングしてよく聴いてました。そのカセット・テープの曲目表記を、なぜかボクはアルファベット型の「ハンコ」で手押しして作りました…

テクノデリック

個人的にはYMOは初期から順番に聴いていったわけでもなく、おそらく80年代初頭に「ソリッド〜」と「増殖」と「BGM」をほぼ同時期に聴いたような記憶があります。だから「BGM」でショックを受けたという人たちは、おそらく「ライディーン」とか「…

BGM

この「増殖」('80)が発売されたころのYMOは、まさに飛ぶ鳥を落す勢いで、ライブ盤「パブリック・プレッシャー」に続いて、なんとオリコン・チャート1位を記録してるんですね。アナログ盤は25センチ盤が組み込まれたダンボール板と、このYMO人形がズ…

増殖

「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」('79)は「ライディーン」や「テクノ・ポリス」といったシングル曲の大ヒットのおかげでYMOを代表するアルバムとして認知されましたが、正直「認知されすぎた」おかげで、このアルバムの音楽の革新性そのものに触れ…

ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー

ご存知YMOのファースト・アルバム('78)ですが、何となく発売当時、どのようにコレが聴かれていたかを体感するために、CDではなくLPレコードで聴いているところです。ちなみにオビにはイエロー・マジック・オーケストラという文字よりデカく細野晴臣…

イエロー・マジック・オーケストラ

「はらいそ」という充実した傑作を作ったにもかかわらず、細野晴臣は精神的にかなり行き詰まっていたらしく、音楽を止めてしまおうと思うまで追い詰められていたようです。この時、本気で「導師(グル)を求めていた」らしいのですが、そのあたりの経過は「…

コチンの月