2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ティカウィンダ、ヴァルカンズ・ハマーに続くUKトラッド特集第3段はスプリガンズ・オブ・トルガス(Spriguns of Tolgus)の「Jack With A Feather」('75)です。実はこの3アーティストの流れは、「英国フォーク・ロックの迷宮/ラビリンス」というUKフォ…

Jack With A Feather

前回のティカウィンダに続いて、UKトラッド特集第2弾です。と、まぁ勝手に特集にしちゃってます(すぐ止めますよ、多分)。で、これはヴァルカンズ・ハマー(Vulcan's Hammer)の「True Hearts And Sound Bottoms」('73)というアルバム。そんなの知らない…

True Hearts And Sound Bottoms

ティカウィンダ(Tickawinda)の「Rosemary Lane」('78)は英国自主制作トラッド・フォークの中でもレア度とサウンドの素晴らしさで以前から評判のアルバムでした。当然オリジナル盤など現物すらお目にかかったことはないけれど、やはりというべきでしょうか、…

Rosemary Lane

「ビートルズ時代のジョージ・ハリスンで好きな曲は?」と聞かれて「そうですねぇ、ジ・インナー・ライトとかピッギーズとか。あとブルー・ジェイ・ウェイなんかも好きですねぇ。」などと普通に答えてしまうような人間(ボクだ)なら大好きなんでしょうね、こ…

Wonderwall Music

ダン・ヒックスという名前の響き。チョビヒゲのポーカー・フェイス。脱力しっぱなしのテキトーなジャケ・イラスト。そして何よりも、その音楽。そのすべてが素晴らしいのが、この「It Happened One Bite」('78)というアルバム。ホット・リックス時代から、こ…

It Happened One Bite

ラスカルズの「ピースフル・ワールド」('71)なんかをひさびさに聴いてます。アナログ盤で。というかCD持ってないんですよね、これ。たしか高校生の時、ホノルルのダウンタウンにある中古レコード屋でLP100枚ぐらいまとめ買いしたということがあって、…

Peaceful World

ブリジット・セント・ジョン(Bridget St.John)は、イギリスの人気DJジョン・ピールのレーベル「ダンデライオン」からデビューした女性SSW。以前紹介したセカンドがロン・ギーシンによるムチャクチャなオーケストラで、ある種のきわどさギリギリのアクの…

Thank You For...

英デラムの実験的レーベル「Deram Nova」からリリースのためか、あまり知られていないSSWが、このビル・フェイ(Bill Fay)という人。うつむき加減のポートレートが印象的な、これはセカンド「Time Of The Last Persecution」('70)。ジャケの印象そのまま…

Time Of The Last Persecution

UKフォークのプライベート・プレスLPの中でも、内容、希少性ともに人気が高いのが、このスコットランド出身のキャドモン(Caedmon)の唯一のアルバム('78)。ボクはずっと「カエデモン」だと思っていて、その方がドラえもんみたいで親しみやすかったんだけ…

Caedmon

アンデスの秘境から飛び出してきた豪快なサイケデリック集団が、この南米はペルー出身のトラフィック・サウンド(Traffic Sound)。たまたま手に入れた「Virgin」('70)は、どうやらアルバムを3枚出している彼らのセカンドらしいのですが、これが素晴らしい…

virgin

女子便所(Ladies W.C.)という、なんともふざけたバンド名。この1969年唯一のアルバムは、南米のベネズエラ産のガレージ・サイケ。ただ、曲を書いているリーダーが、Stephen Scottというアメリカ人(旅するヒッピーで南米にたどり着いたらしい)なので全…

Ladies W.C.

前回同様、英国のコンプレックス(Complex)ですが、こちらはセカンド「The Way We Feel」('71)です。この中学生の描いたデッサンみたいなショボジャケを見ればお解かりでしょうが、これも前作同様の自主制作盤。プレス枚数はファースト、セカンドとも、たった…

The Way We Feel

コンプレックス(Complex)のこのアルバムは、一応1970年ぐらいのアルバムだと思いますが、どう考えても古臭く1965年ぐらいの音です。これも英国プライヴェート・プレスの人気希少盤で、おかげで80年代にはウン十万という、どう考えても中味の音に…

Complex

「ザ・ディヴィアンツ、ア〜ルバム!ウェ〜イ(パラパラパラ・・・)」(まばらな拍手)と、そんな感じのマヌケなオープニングで始まるのが、このザ・ディヴィアンツ(The Deviants)の「プトゥーフ!」('67)というアルバム。ディランやザッパのファンだった…

Ptooff!

「パーリー・スペンサーの日々」という1発ヒットで知る人ぞ知るアイルランド出身のSSW,デビッド・マックウィリアムスの、その曲が収録されたセカンド・アルバム('67)です。ヒットしたのに知る人ぞ知るってのも矛盾した表現ではありますが、何しろ、この…

David McWilliams