2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

昔、フィフス・アヴェニュー・バンドに夢中だった頃(今もか)、そのメンバーが後に結成したホワイト・ホースというバンドで唯一「こいつ誰?」状態だったのかビリー・ニコルスでした。その頃はまだ「ウッド・ユー・ビリーヴ」('68)の再発どころか、存在さえ…

Would You Believe?

レニー・ケイが選曲した60年代ガレージ・パンクのオムニバス盤「nuggets」の中で、モージョ・メンとサジタリアスの間に挟まれ、ひたすらポップな印象を残した曲がthe thrd railの「Run Run Run」でした。その曲が収められたアルバム('67)がCherry Red系再…

ID music

今さらながらjoe & bingの「daybreak」('71)なんかを買ったりしてますが、もともとbest of friendsという名義で発表されたらしく、CD化でジャケが変えられてるんですね。CDはモノクロで2人の立ち姿がシルエットになっているなかなか素敵なジャケですが…

daybreak

昔は、よく若いヒッピーのカップルを題材にした恋愛映画があったりしました。派手な格好でロックやフォークを聴く若いカップルを大人たちは白い目で見ている。愛し合う2人は、それでも「ラブ&ピース」と叫んで家を出て行くんですが、そのうち食えなくなっ…

release the sunshine

英国フォーク界のキダ・タロー(ルックスがね)ともいわれるウィズ・ジョーンズによるバンド、レイジー・ファーマーの唯一アルバム('75)。なんでも西ドイツのみのリリースだったらしく、アナログ盤を入手するのは非常に困難だといわれています。ジャケだけみ…

Lazy Farmer

今回紹介するWater Into Wine Bandは、これこそ「英国の木洩れ日フォーク」という味わいのバンドながら、同時になかなかのマニア泣かせ。1st「Hill Criming For Beginners」('74)が、何故かその後ジャケはもちろん音やアレンジも変えて発売し直したというか…

Harvest Time

ジェイドは女性1人男性2人からなる典型的なPPM系の英国フォークトリオ(1970年)。音楽的には、サイケデリック以後の気だるい雰囲気を引きずっていて、もしフェアポートがトラッド系に走らないでそのまま活動を続けていたら、こんな感じの音になるのでは…

Jade

宇宙服を着たゴリラがバナナを背負って笑っているという、意味不明なジャケのこのアーティストはPeggy's Legというアイルランドのロック・バンドです。この「Grinilla」('73)というアルバムは当時500枚しかプレスされなかったレア盤。ちょっと前にオーク…

Grinilla

レア盤をさらに貴重にしたものをメガレア盤といったりしますが、このアイソレーション(isolation)の唯一のアルバム('73)は、そのさらに上をいくギガレア盤をいわれているもの。おそらく日本には原盤は1枚もないそうです。んな、アホな。さすがに英国フォー…

Isolation

ポーリンと聞くと、Seawindのポーリン・ウィルソンを思い出してしまうんですが、こちらはポーリン・フィルビー(Pauline Filby)です。なんとなく手に入れた本作('69)は、英国クリスチャン系の女性フォークみたいですね。最後の曲で「Amen〜」とか歌ってるん…

Show Me A Rainbow

アンソニー・フィリップス(Anthony Phillips)は、元ジェネシスのギタリスト。といっても、フィル・コリンズが加入して、プログレ〜ポップ時代の全盛期になる前に、とっとと脱退していた人。なんとも地味なポジションではあるんですが、むしろ、その控えめな…

The Geese And The Ghost

「オールド・ロッテンハット」('85)は、ボクが中学生ぐらいのときに買ったレコードだけど、この頃はロバート・ワイアットのことも、ソフト・マシーンの元ドラマーだということも、何も知らなかったような気がします。今思えば、ここからカンタベリーの長い旅…

Old Rottenhat

イミディエイト・レーベルのアルバム群の中でも、もっともレアで入手困難だったのがビリー・ニコルスと、このダンカン・ブラウンの本作「ギヴ・ミー・テイク・ユー」('68)でした。要するに「当時全然売れなかった」というわけなんですね。もちろん、嬉しい事…

Give Me Take You

ウッデン・ホースって「木馬」のことなのかな?木馬と聞くとチューリップの「木馬」という曲をすぐ思い出してしまいます。「♪木馬よ木馬よ〜星がいっぱい降る晩に〜」って曲。好きだったなぁ。あれもフォーキーで美しい曲でしたが、こちらも負けてはおりませ…

Wooden Horse

フェアポート・コンヴェンションの「リージ・アンド・リーフ」('69)は意外にも全曲トラッドというわけでもないのですが、メンバーの書いたオリジナルでさえもトラッドに聴こえてしまうというのもスゴイところではあります。さらにはサンディ・デニーの存在感…

Liege & Lief