2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

テクノ・ポップという音楽の持っているイメージを「ピコピコ」という表現で定着させた日本人の感性は素晴らしいものがあると思います。実際にはテクノ・ポップはピコピコという音だけで構成されているわけではないんですが、じゃぁピコピコだけでテクノ・ポ…

YMCK / ファミリー・ジェネシス (’08)

今やCDショップに行くと、パンクはパンクでロックと別に棚が仕切られいるところが多いですね。しかも、結構スペースも広い。すっかりパンクも世間に市民権を得たという感じです。しかし、そもそも「パンクがそんなに市民権を得ていいのか?」という疑問も…

Plasmatics / New Hope For The Wretched (’80)

アルバム「GOLDEN LOVE」('07)は、極上のポップセンスに鞭を打つように、あるいは自らのルーツに立ち向かうように、強引なまでの「ヒップホップ魂」を炸裂させた不気味な傑作でした。年明けた最新シングルで、口ロロのメンバーは3人になった模様。口の部分…

口ロロ / Snowflake (’08)

菅野よう子とのコンビを解消してからの坂本真綾には正直全然興味が持てなかったんですが、この最新シングルで遂に菅野&真綾のコンビ復活!・・・と盛り上がりたいところですが、今や完全にPerfumeモード全開に盛り上がっているので、意外に冷静な自分。まぁ…

坂本真綾 / トライアングラー (’08)

最近の中田ヤスタカのサウンドを聴いて連想する他の音楽というと、やっぱりダフト・パンクでしょうか。加工されたボーカル処理とかね。でも、リアルタイム聴いた時は、あんまりピンとこなかったんですよ、このアルバム。ものすごく素人臭いダラダラしたテク…

Daft Punk / Discovery (’01)

季節の変わり目というのは、街の匂いも変わってゆくような気がします。ボクは、この「季節の匂い」というものに昔から敏感で、肌で感じる寒さや暖かさより、家の玄関から飛び出して一瞬、ホンの数秒間に「あ、季節が変わってる」と匂いで反応してしまう方が…

金延幸子 / み空 (’72)

発売まで待ちきれなくて、capsuleの「FRASHBACK」を聴いて飢えをしのいでいたら、いつのまにかそっちもツボにハマってしまったんですが・・・それはそれとしてPerfumeのフルアルバム!テクノでありアイドルでもあるんですが、何より最先端のポップスのあるべ…

Perfume / GAME (’08)

先ほどテレビで坂本龍一が今の日本の音楽状況について「日本人相手に視野が閉じた音楽ばかり」みたいな発言をしておりましたが、そんな後にコレを聴いて「これって、どう考えても日本人しか楽しめないよなぁ」などと思ったり。日本人の一年って、こんなに忙…

大滝詠一 / ナイアガラ・カレンダー (’77)

ジョルジオ・モロダーの、この1stアルバムに細野晴臣が影響されて(もちろん、それだけじゃないけど)YMOの1stのB面がメドレー形式になったという話があります。それにしても、これが1977年のアルバムだとは信じがたい。それほどダンス系テクノポ…

Giorgio Moroder / From Here To Eternity (’77)