2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ネオアコ好きにとっても、これはマストな1枚なわけですが、CDで再発される前は、結構レアだったりしました。聴く前はヘボヘボのギターポップみたいなものを想像してたのに、これがスタイル・カウンシルを越えて、プリファブ・スプラウトに匹敵する曲のク…

Jim Jiminee / Welcome To Hawaii (’87)

モード手法って、一歩間違えると素人にも簡単に出来てしまうモンでして、たとえばマイルス・デイビスの「So What」なんて、ピアノだったら、とりあえず白鍵だけを使ってソロを弾いてれば、それっぽくなってしまう・・・と思ったら、半音転調して、裏切られて…

Miles Davis / Kind Of Blue (’59)

70年代後半のカエターノ・ヴェローゾの作品は、どれも音そのものは軽くトロピカルな感じさえするのに、歌の内容は哲学的だったり難解だったりします。難解といっても、カエターノの歌声そのもので、ちゃんとイメージが伝わるというあたりが、天才の天才た…

Caetano Veloso / Bicho (’77)

ライラック・タイムがニック・ドレイクの歌詞からつけたバンド名だという情報を知って、ドレイクの方も聴いてみた・・・という世代なんですが、その後、ドップリ英国フォークにハマった後に振り返って聴くひさびさのライラックも、またいいものです。06年…

The Lilac Time / And Love For All (’90)

クリス・ファーロウの熱すぎるボーカルが、痛快すぎて笑ってしまうわけなんですが、あんまり凄まじい演奏を聴いてしまった時の反応って、そんなものかもしれません。高校生の時には、アナログ盤を擦り切れるほど聴いて愛聴していた、このライブ・アルバム。…

Colosseum / Live (’71)

デイヴ・メイソンというと、1st「アローン・トゥゲザー」('70)ばかりがロック史における重要作で、その後のアルバムは、どうも人気がなく、地味な印象をあたえてしまっているように思えます。というより、ボクら世代のリスナーには、トラフィックに比べると…

Dave Mason / Spilit Coconut (’75)

クリアーで抜けのよい、まったく時代に流されない鉄骨のAOR。それでいて、キチンと1990年という時代も感じさせるコンテンポラリーさもあるのだから不思議。エブリシング・バット・ザ・ガールに駄作なしながら、これは前作「アイドルワイルド」と並ん…

Everithing But The Girl / The Language Of Life (’90)

このアルバムに収められた「血を吸うカメラ」と同名の古いホラー映画の存在を知ったのは、その昔、宝島に載っていたピチカート・ファイヴの小西康陽のレビューでした。そしてレンタルビデオ屋を何件も探しまわって、やっと映画を観た記憶も懐かしいです。映…

鈴木さえ子 / 科学と神秘 (’84)