2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ファンは第一期と呼ぶ、この頃のスパンクハッピーに、なぜか80's邦楽の残り香を感じ取ってしまうのは、原みどりの少年のように元気っ子なボーカルの醸し出す雰囲気からでしょうか。チャクラやタンゴ・ヨーロッパ、MARIKO with CUTE(誰も知らないか)なん…

Spank Happy / Freak Smile (’95)

だいたい、2月や3月に発表されるJ−POPの新曲って「桜」か「卒業」がテーマと相場が決まっていて、正直マンネリというかウンザリしてるところへ、Perfumeは新生活のお引越しをワンルームで表現とは、なかなかウマいところついたなぁ、と思うわけですよ…

Perfume / ワンルーム・ディスコ (’09)

ウィスパー・ボイスの達人、bice(ビーチェ)。その2枚目のアルバム。本人がプログラミングした打ち込み音と生楽器が程好くブレンドされたアレンジもさることながら、メロディが実に洋楽しているのには驚いてしまいます。センスが良すぎて下世話なところが…

ビーチェ / let love be your destiny (’02)

ウィスパー・ボイスの達人。さらに作詞、作曲、アレンジまで手がける才人。このbice(ビーチェ)という人、実はずっと気になる存在の人でした。その昔、インディーズから発売されたデビューミニアルバム「Spotty Syrup」('98)に収録されたビージーズのカヴァ…

ビーチェ / かなえられない恋のために (’08)

「アウトバーン」と「ヨーロッパ特急」に挟まれては、いささか人気のない「放射能」ですが、この暗く沈んでいくようなビートに支配された雰囲気は最高だと思ってます。クラフトワークがテクノの元祖うんぬんよりも、まず何よりドイツのバンドであるというこ…

Kraftwerk / Radio-Activity (’75)

時代が時代だけにディスコっぽいのはしょうがないとしても、やはりアレンジが適材適所というか、相当に考えられていますね。ストリングスに映画音楽的な、ブラスにビッグバンド的な、パーカッションにラテン的な、それぞれの素養を忍ばせつつも、最終的に通…

Michael Jackson / Off The Wall (’79)

レア・グルーヴ全盛期の90年代初頭、「LUV N' HAIGHT」というスライの曲名と同じ名前の再発レーベルがありまして、そこから出ていたジャズ・ファンク系のオムニバス・シリーズが好きでよく買っていました。そこで発見したアーティストの1人が、キーボーデ…

Weldon Irvine / Time Capsule (’73)

男女ボーカルの声質の素晴らしさと、マジカルなコードワークはそのままに、このアルバムには、それまでのLampのアルバムとは少々違う雰囲気が感じられます。アルバム全体を包み込むニュアンスや楽曲の流れを極端なまでに重視したのか、まるで一つの長い組曲…

Lamp / ランプ幻想 (’08)

1曲目。もっさりとした重量感溢れる8ビートに妖しい響きに導かれるように、ケンカのようなジョン・フォガティの怒鳴りボーカルが出てくるスタート時点で、すでにピーク。まるでチンピラなど武器を使わず素手の一撃で倒すトラック運転手のような、野放しの…

Creedence Clearwather Rivival / Bayou Country (’69)