2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ご存知、山下達郎1人アカペラ多重録音アルバム。「1」も「2」も大好きでしたが、この「3」にいたってはあまりの素晴らしさに、何度も何度も繰り返し聴き続けたものです。ドゥーワップやコーラス物が単純に好きだというのもありますが、カヴァー曲をカヴ…

山下達郎 / On The Street Corner 3 (’99)

エリック・カズのセカンド。名盤といわれているのはファーストの方だったりして、それはよくわかるんですが、ボクはこのセカンドだって、同じくらい名盤だと思います。それは「My Love Will Never Die」という1曲の価値の大きさにあるのかもしれません。古…

Eric Kaz / Cul-De-Sac (’74)

年代表記がないんですが、おそらく70年代初頭のソウル・アルバム。マイナーものなので、レコードコレクターズのニューソウル特集でも完全に無視されてました。なんとなくジャケだけは知っていた一枚でしたが、CDショップをウロウロしていたら、再発され…

Change of Pace / Bring My Buddies Back

スティーヴ・キューンは、ベテランのジャズ・ピアニスト。ピアノの美しい響きに徹底的にこだわった流れるような弾き方はクラシック的ともいえます。ソロらしいソロは弾かずに、コードの美しさだけで曲を盛り上げたり、また時にまるでハープでも演奏するよう…

Steve Kuhn with Strings / Promises Kept (’04)

ロバート・ワイアット、ブルーナイル、プリファブ・スプラウト。もしあなたが、これら3つのアーティストが好きなら、絶対に手にして欲しいアルバムがこれ。といっても、このビコーズというアーティストについては、ほとんど誰も知らないでしょう。手持ちの…

Because /Mad Scared Dumb And Gorgeous (’92)

フェアポート・コンヴェンションのメンバーをバックにしたがえて発表された英国フォーク系SSW、アラン・テイラーの1st。半数以上がトラッド曲なんで、初めて聴いた時は「あかん、地味すぎる」と思ったのに、今となっては「これを聴かずに英国フォークは…

Allan Taylor / Sometimes (’71)

これ以上甘くても、これ以上苦くてもダメ。そんな、いつも絶妙な味わいで体を癒してくれる暖かいミルクコーヒーのような音楽がケニー・ランキンでした。マイケル・フランクスやスティーヴン・ビショップあたりに近い、AORタイプの優しい歌声ですが、独特…

Kenny Rankin / Silver Morning (’74)

キャラヴァンの良さというのは、その独特の「ゆるさ」にあるような気がします。常に緊張感が持続するイエスのような精密さとは違う、何かがボンヤリしながら、すべてが淡々と進んでいくようなサウンド。ギターもキーボードも、一切難しいことをしていないに…

Caravan / In The Land Of Gray And Pink (’71)

北欧の歌姫、なんていうとビョークみたいですが、もっと優しくてナチュラルな感じの歌声。ウィスパー系なんだけど凛とした意志の強さを感じさせる歌声。なぜか日本で1stの「Memories Of Color」('92)がバカ売れして、今でもバーゲン・コーナーにゴロゴロし…

Stina Nordenstam / And She Closed Her Eyes (’94)