2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
単なるディスコというレベルを超えて、後のDJ/クラブカルチャーに多大な影響を及ぼしたといわれるラリー・レヴァンのDJプレイの真髄が味わえるニューヨークはパラダイス・ガレージの79年のライブ盤(CD2枚組)がコレ。単にレコードを流して、それが…
名ギタリスト、ラリー・カールトンの歌のアルバム(全8曲中6曲)。歌は巧いというより美味いといいますか、アル・クーパーのような枯れた味わいがいいですね。といっても、この時、ラリーはまだバリバリの20代。髪の毛もあります。アルバムはジェームス・…
元カラパナ。というより脱退後の「マッキー・フェアリー・バンド」('78)が個人的には大好きなアルバムで、いわゆるコンテンポラリー・ハワイアンというジャンルを意識したのも、そのアルバムからでした。それまでカラパナといえばバーゲン・コーナーに置いて…
ヒドいジャケですがAORファンは要チェック。元クラッキンの黒人ボーカリスト、レスリー・スミスのソロ作で、いわゆる90年代初頭の日本制作のAOR企画盤のひとつ。この時代は、メーカーがこぞってAORリバイバルという感じでベテランの復帰作を日本…
「Kylyn Live」('79)と並ぶジャパニーズ・フュージョンの1つの到達点。メンバー全員の演奏テクニックは、まるでアクロバットでも見ているかのようなスリルがあって、ほとんど曲芸に近いというか。特にこのアルバムから加入した神保彰のドラミングが只事では…
ジャケットが最高。バンド名にちなんでアフリカの形と70の文字の人文字を作るのはオッパイ丸出しの女性たち。青パンツ一丁のフェラ本人も笑ってます。実際フェラは実生活でもパンツ一丁で過ごしていて、家には無数の裸の女性がいたという話も。「フェラは…
フェラ・クティは、まるで今ならブログでも更新するような凄まじいペースでアルバムを発表し続けた人なので、どのアルバムがいいとか悪いとかじゃ、その音楽を語れるものでもないわけです。まぁ「生き方」そのものが音楽になっているという意味では、まさに…
そもそもイタリアのプログレというのは洗練とは程遠い野暮ったさのようなものに魅力を感じるか非かで、まるで評価が変わってしまうものですが、その究極がこのオザンナというバンド。ナポリの陽気に頭をヤラれたとしかいいようがない奇抜なメイクと衣装(し…
日本のハードコアを代表する名オムニバス盤。メジャーの徳間ジャパンから発売されたことと、タイトルが「ヒッツ」ということで、おそらくコレを聴いた地方のアマチュア・バンドの多くが「ウチらもハードコアやらにゃあかんぜよ」と思ったに違いありません・…
blue marbleの「スティールバンド・トリニダード」という曲のイメージが、なぜ「船乗りたち」でなければいけないのか?・・・の答えが、このアルバム。ジャケットのメンバー23人は、青空の下、船の上で演奏しています。陽気でありながら、どこか浮世離れし…
なんか「スタジオでリハーサル中」みたいな曲ばかりのアルバムなんですが、よくよく聴くと、本当にテキトーに作った感じの曲と、テキトーに作ってるように聴こえるプロフェッショナルな曲が両方混ざってます。酔っ払ってるのに、なぜか綱渡りが平気でできち…
クラウディオ・バリオーニ、RCA時代の傑作。次々と多彩な曲調が目まぐるしく展開して行く様はそれまで同様ながら、よりシンフォニックに、より明確に、音もすっきりとまとまっています。とはいえ、相変わらずアレンジのスケールの大きさが圧巻で、ここぞ…
クラウディオ・バリオーニは、70年代初頭にサンレモ音楽祭などで日本にも紹介されたカンタウトーレながら、あまり美声の持ち主とも言いがたいので、ほとんど忘れられてしまったようです。しかし、本国イタリアではカルト的な地位を確立したベテランの歌手…