new wave

最初の頃はテクノ・ポップといってもテレックスみたいだったPerfumeも、最近はどんどんジョルジオ・モロダー化しているような。というわけで、邦楽カバーがジューシー・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」だったので、洋楽カヴァーは、モロダーの「ベイビ…

穴空き変形ジャケを見事に再現した紙ジャケCDによる日本盤のオビには「彼らの作品中で最も商業的に成功した四作目」と書いてますが、どう考えても最もコアで「イッちゃってる」としか言いようがない作品。シングルカットされた「ウェディング・ベルズ」あ…

時代は80年代半ば。「TRA」というカセット・ブックのシリーズがあったんですが、そこで初めて耳にして気に入ったアーティストがデア・プランでした。当時、ニュー・ウェイヴが一段落して、割と商業的な洋楽ポップスが日本でも流行り始めた頃でしたが、…

New Musikの存在を知って夢中になった80年代末期の時点で、この3rdアルバムは既に廃盤で入手困難でした。発売から10年も経ってなかったというのに。CD化も、なぜかこの3rdだけは随分と後回しでしたし。ようやく都内某所のレコード屋でコレを見つけた…

レココレの「70年代ロックベスト100」で「何故選ばれないの?」と疑問に思ったグループがクラフトワークです。どう考えても現代のロックに与えた影響という意味ではセックス・ピストルズ以上のものがあると思うのですが。「あれはテクノだ」という意見…

80年代も前期と後期ではロックの質も全然変わってはきてるわけなんですが、個人的に80年代と言われて思い出す「気分」としては、やはり84年から86年ぐらいの音楽だったりします。「ミュージック・マガジン」を熱心に読み始めて、少ないお小遣いでレ…

その昔、WAVEがレーベルとして80年代ジャーマン・ニューウェイヴを大量にリリースしていたことがありました。ステージで鉄屑をぶち壊すアインシュトテュルツェンデ・ノイバウテン、ピコピコ・テクノのデア・プランやピロレイター。そして元パレス・シ…

80年代「ニューロマンティクス」というムーブメントがありました。といっても現在ではニューロマもポジパンも、全部まとめてヴィジュアル系みたいに集約されてしまいましたが、それはともかく、このヴィサージの1st('81)なんて、どうでしょうかね?こうい…

「個人的80年代史」ということで、当時聴き狂っていた懐かしい盤をひさびさにいくつか取り上げてみようと思います。でもって我が「80年代ベスト25」を今月のレココレ発売日以降に発表しようと。個人的には80年代が青春ど真中なもんで、当時買ったア…

まだ現時点で発表されてないレコード・コレクターズの「80年代ロック・アルバム・ベスト100」で「ひょっとしたら1位では?」と勝手に想像しているのが、このトーキング・ヘッズの名作('80)。このバンド、今野雄二が絶賛派、渋谷陽一が否定派という、妙…

フレンチ・ポップのアイドル、リオ(LIO)の2ndアルバム('83)です。ベルギーのテレックスが手がけたピコピコ・テクノ路線の1stに比べると、幾分地味でオーソドックスなサウンドながら、こちらも悪くないです。ジャケのリオの笑顔が最高にキュートながら、何…

ファイヴなのに5人じゃないのはピチカートだけじゃなくて、このベン・フォールズ・ファイヴもそう。ピアノ・トリオでロックなんて最高じゃんと思わせた衝撃のファーストは、ここ日本でもセールス的にバッチリでした。おかげで今じゃバーゲン品のお約束品・…

XTCの中で一般的に一番地味な印象のある「ママー」('83)ですが、ボクは大好きなアルバムなんです。初めて買ったXTCのレコードということもあるのでしょう(中学生の時でした)。それまでのXTCにあったソリッドなライブっぽいのりから、もっとバンド…