new

いきなりCDをセットしたら、ドラムマシーンとラップが聴こえてきてビックリしてしまいましたが、この冒頭の数秒間とブックレットのパディの写真が最も衝撃で、その後はいつも通りのプリファブ・スプラウト節なので、ご安心を。このデモテープみたいな、ち…

このTomato n' Pine(トマトゥンパイン)は、小池唯と奏木純という女子高生2人組のアイドル・ユニット。そのデビュー・シングル盤です。といっても、13曲入りなんですが、3曲目以降はリミックスとかおしゃべりとか、カラオケとか、水増ししてるだけ。だ…

「椎名林檎はビートルズである」・・・と、なんとなくそんなコピーをつけたくなってしまいました。これほど革新的で過激でクリエイティブなポップ・ミュージックを作り続け、なおかつ同時に人気もあるなんて。しかもデビューしてからずっと。まさに日本の1…

「口ロロ(クチロロ)に、いとうせいこう氏が電撃加入」というスペース・シャワーTVでやってた緊急記者会見を目撃した後に、ふと取り出した2008年作。正直に言うと、前作「GOLDEN LOVE」の方がはるかに好きなんですが、夏の暑い真夜中に聴きたくなるよ…

どっかのレビューで「セクシーでラグジュアリーなサウンド」うんぬんと書かれてましたが、ボクの印象はまったくの逆。むしろ少年のような無邪気さと、意図的なほどチープで軽いアレンジが、なんだか夏仕様というか。ウィスパー・ボイスの可愛らしさの裏では…

待望の3枚目。既出のシングル曲に挟まれるようにしてある中盤の新曲たちは、どれも一聴地味で落ち着いた感じを装いつつ、ものすごく練り上げられたサウンド。中田ヤスタカ及びPerfumeが今もって全盛期、絶頂期であることを証明してみせた、素晴らしいアルバ…

いきなりですが古内東子です。冗談で選んでいるかと思われるのも悔しいので、はっきり言ってしまいますが、これはもう大好きなアルバムです。昔からAOR風な音作りには定評がある人でしたが、ここ数年に至っては、開き直ったかのように「結局、私には、こ…

「エロと音圧」だけで成り立ってるようなアルバム。まだ小文字のmegだった「room girl」('03)の頃からCD買い続けているのは、どういうわけなんでしょうね。たぶんルックスの吸引力だけなんでしょう。例の甘ったるい声は、今回さらにAuto-Tuneで処理されま…

Perfume、念願の武道館ライブの興奮をまるごと詰め込んだDVD。いきなりオープニングの「コンピューターシティ」の終わりで、唖然としてしまいました。なんと文字通りオケのサウンドが「絶対故障」となり、CDの音トビ状態に突入し(かなり心臓に悪い演出…

80年代のインディー・ポップをリアルタイムで聴いてきた身としては、この手の「ロリ声+変な歌詞」の組み合わせに、それほど新味は感じないし、正直「なんでそんなに騒がれるの?」という感じもあるんだけど、何故かヘヴィローテーション中。通勤途中で、…

だいたい、2月や3月に発表されるJ−POPの新曲って「桜」か「卒業」がテーマと相場が決まっていて、正直マンネリというかウンザリしてるところへ、Perfumeは新生活のお引越しをワンルームで表現とは、なかなかウマいところついたなぁ、と思うわけですよ…

ウィスパー・ボイスの達人。さらに作詞、作曲、アレンジまで手がける才人。このbice(ビーチェ)という人、実はずっと気になる存在の人でした。その昔、インディーズから発売されたデビューミニアルバム「Spotty Syrup」('98)に収録されたビージーズのカヴァ…

男女ボーカルの声質の素晴らしさと、マジカルなコードワークはそのままに、このアルバムには、それまでのLampのアルバムとは少々違う雰囲気が感じられます。アルバム全体を包み込むニュアンスや楽曲の流れを極端なまでに重視したのか、まるで一つの長い組曲…

1・大ベテランの最新作にして最高傑作ではないかと。一生モノの名盤です。Harps & Angelsアーティスト: Randy Newman出版社/メーカー: Nonesuch発売日: 2008/08/05メディア: CD購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (18件) を見る2・台湾の歌手。…

曲調、曲順、音質、そして45分というアルバム全体の長さも含め、すべてが完璧。「Fruits Clipper」以降のcapsuleは、それまでのラウンジ風ポップ路線を封印し(それはそれで好きでしたが)、ひたすらテクノ道を突っ走っている感じが実に爽快です。オープニ…

CDの内容そのものよりも、恒例の「超激レア企画」のプレゼント応募券に反応。「Perfumeのあなたの願いを叶えちゃるけん!」というわけなんですが、とりあえず一緒にボクのバンドで歌って踊ってくれたら最高です。で、このプレゼントにもある「願い」という…

Perfume初の全国ツアーのライブDVD。さすがに「bitter」の頃に比べると会場も大きく、ステージ演出もプロのエンターテイメントに徹しているわけで、いかに彼女たちの存在が全国区になっていったかが、オープニングの数秒でわかります。しかしPerfumeの3…

アメリカのバンドなのに、モロに70年代ブリティッシュ・フォークしていて、しかもプログレ・ファンにもウケるような独特なサイケ風味もありで、自分にとっては現存する最高のバンドなのが、このエスパーズ。ゆったりとしたマイナー調のギターのアルペジオ…

それまでのシングルのカップリング曲などを、ほぼ発売順にそんまんま並べただけのような2枚組CD。世間では裏ベストみたいに売り出してますが、これは椎名林檎が大好きに違いないビートルズの「ホワイト・アルバム」を、見事に具体化してしまったかのよう…

Perfumeのアルバム「GAME」のオリコン1位という快挙が、テクノポップユニットとしてはYMOの「浮気なぼくら」以来25年ぶりということを、よく耳にしました。そういえば「浮気な〜」を買ったのは小学生の頃。オリコン1位のアルバムを買うなんて、ボク自…

キリンジが配信のみでシングルリリースとかやっていたころ、まるで親しかった友人が自分の知らないクラブ活動で勝手に盛り上がってしまっているような、そんな一抹の寂しさを感じたものです。で、その配信シングル集をCD化したようなものが、この10周年…

中田ヤスタカとデザイナーでもありモデルでもある酒井景都(ケイト)のユニット。音的には、昔のcapsuleのラウンジ・テクノ・ポップ感を軽くしたような感じ。前作は「そらとぶひかり」以外、あまりピンとくる曲はなかったんですが、こっちは、いい曲ありまし…

「D.A.N.C.E.」のPVを初めて観た時から、一目惚れならぬ一聴き惚れしたのが、このジャスティス。ダフトパンクすらも越えてるんじゃないかってくらいのスタイリッシュさは鳥肌もの。緻密に計算されたプログレッシブな音楽でありながら、ちゃんと肉体的なダ…

初めてこの6曲入りミニアルバムを聴いたとき、正直泣きました。いや、涙は出なかったんですけどね。世間一般のバラードとかそういうたぐいの曲じゃないのに、不器用でまっすぐで、なんの飾り気のない楽曲そのものに、自分の人生の過去・現在・未来が一瞬で…

テクノ・ポップという音楽の持っているイメージを「ピコピコ」という表現で定着させた日本人の感性は素晴らしいものがあると思います。実際にはテクノ・ポップはピコピコという音だけで構成されているわけではないんですが、じゃぁピコピコだけでテクノ・ポ…

アルバム「GOLDEN LOVE」('07)は、極上のポップセンスに鞭を打つように、あるいは自らのルーツに立ち向かうように、強引なまでの「ヒップホップ魂」を炸裂させた不気味な傑作でした。年明けた最新シングルで、口ロロのメンバーは3人になった模様。口の部分…

菅野よう子とのコンビを解消してからの坂本真綾には正直全然興味が持てなかったんですが、この最新シングルで遂に菅野&真綾のコンビ復活!・・・と盛り上がりたいところですが、今や完全にPerfumeモード全開に盛り上がっているので、意外に冷静な自分。まぁ…

最近の中田ヤスタカのサウンドを聴いて連想する他の音楽というと、やっぱりダフト・パンクでしょうか。加工されたボーカル処理とかね。でも、リアルタイム聴いた時は、あんまりピンとこなかったんですよ、このアルバム。ものすごく素人臭いダラダラしたテク…

発売まで待ちきれなくて、capsuleの「FRASHBACK」を聴いて飢えをしのいでいたら、いつのまにかそっちもツボにハマってしまったんですが・・・それはそれとしてPerfumeのフルアルバム!テクノでありアイドルでもあるんですが、何より最先端のポップスのあるべ…

活動歴は長いのに、青山陽一は、あまりベテランという感じがしません。大体ミュージシャンというのは活動が長いと、たいして人気がなくても、どんどん表現が開き直ったかのように図々しくなっていくもんですが、この人は、常に聴き手に向かって「どうもすい…