psyche

ヴァンガードというとフォークというイメージがあるレーベルですが、60年代後半には、こういうサイケなアルバムもあったりします。このエリック(Erik)なるシンガーの詳しいことはよくわからないんですが、アイドルっぽいジャケとは裏腹の、全曲作詞作曲を…

60年代末に活動を始めたアメリカのカルト宗教団体ヤホワ13(YAHOWHA13)は、教団直営のレストランにてレコードを配布していたそうですが、それら11枚が後々サイケコレクター垂涎のメガレア盤になってしまいました。教組であるファーザー・ヨッドがロッ…

韓国サイケの大傑作('74)。シン・ジュンヒョン(申重鉉)といえば韓国ロック界のゴッドファーザーともいわれている人。以前から「韓国のサイケはスゴイ」という噂は聴いていましたが、いや、まさかここまでとは。サイケでもヘヴィーでもなく、聴きようによって…

交通事故現場の炎上写真か、または路上で焚き火でもしているのか。そんなネガ写真の上に、燃えるような字体で「ED ASKEW」というアーティスト名・・・というジャケットからしてキテますコレは、NYはESPレーベル産のアシッド・フォーク('68) 基本的には…

先に紹介したLadies WCと同じレーベルで68年に発表された、これまた南米はベネズエラのガレージ・バンド。オリジナル曲を作るまでの余裕はなかったらしく、ジミヘン、クリーム、その他R&Bクラシックスやベタなブルースのカヴァーまで取り上げています。…

1967年。カンサス州で行なわれた「ミッドウェスタン・バンド&アート」という10代の学生達による芸術祭のようなキャンプが6週間にわたって行なわれました。そこで知り合って意気投合した学生3〜4人は、彼らの好きなジミヘンやクリームをカバーする…

Reign Ghostは、どうやらカナダのサイケ・バンドらしい。これはファースト('69)ですが、確かセカンドも出ていたと思います。Lynda Squiresという女性ボーカルがフィーチャーされて、なんともよじれた感じの不思議な演奏に耳が引き込まれます。ヘタなんだけど…

UKサイケのAXE('69)は、世界3大レア盤の1つともいわれていて(残る2枚はDarkとJessie Harper)、オリジナルはアセテート盤の6枚しか存在していないんだとか。ジャケットを観るとメンバーが5人なので、残りは1枚じゃん!と突っ込みたくなりますが…

ミネソタの60年代のバンドばかりを紹介したプライスガイド本「Minnesota Rocked!!」をパラパラと読んでいたら、このC.A.Quintetの名を発見したので、ひさびさに取り出したアルバム('69)。再発盤LPは、ボーナストラックがまるまる1枚収録された2枚組仕…

The Unfoldingというこのバンドについての詳しい経歴はよくわかんないのですが、このジャケは昔から気になっていました。正確には「How To Blow Your Mind And Have A Freak-Out Party」というタイトル。A面が一応バンドっぽい音で、B面が意味不明なコラー…

知る人ぞ知るSSW,メリル・ファンクハウザーが在籍していたグループ、ファパドクリーの唯一のアルバム('67)。後にMUというバンドも結成しますが、他にもHMS Bountyなど在籍していたグループは多数。その中でも比較的ポップで聴きやすいのが、このバンド…

リイシュー盤といえば、CDと相場が決まってるものですが、ジャケットのアートワークがよかったり、作りが豪華だったりすると、妙にアナログでも欲しくなるものです。このGarrett Lundのアルバム('75)もCD出てるのかも知れませんが、ジャケットの絵が妙に…

マイトリア・カリというカリフォルニアのヒッピー・ミュージシャンの自主制作盤2枚「Apache」('71)「Inca」('72)のカップリングCD。さすがヒッピーだけあって、70年代初頭の発表にもかかわらず、60年代にいろんな場所で録音したものの寄せ集め音源だ…

基本的には、いかにも1968年産らしいシスコのサイケ・バンド。ジャケットが6角形の変形ジャケなんですが、どうやって6角形で画像をUPするのかやり方がわからず結局断念。聴きながら画像処理であーだこーだとやってるうちに、いつのまにかアルバムが…

ニック・ギャリー(Nick Garrie)のこのアルバム。UKポップ・サイケといいつつも、録音は69年のパリ。プロデュースはシルヴィ・バルタンの兄弟にあたるエディ・バルタン。歌詞は英語とはいえ、メロディにはフレンチ・ポップスのルーツを感じます。 音楽的…

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。今年も時代感覚無視で、誰も知らない、知っても何の得にもならないようなアルバムをいろいろと紹介していこうと思います。って、新年早々投げやりになってますなぁ(笑) さて、新年に相応…

ESPレーベルというと、一般的にはフリージャズみたいなイメージが強いですが、実はロック系のアルバムも多く出ています。ニューヨークのサイケデリック・ゴッド、GODZなんかもそう。この3rd('68)は、さしずめ「フリー・ロック」といいますか。 バンド…

あんまり詳しくないんですが、一応調べによると、Beat of The EarthやRelatively Clean Riversなるバンドを渡り歩いたPhil Pearlmanによるアルバム('70)だそうです(知らんがな)。USのヘヴィー級サイケデリック・アルバムですが、ずっとThe Electronic Hole…

いかにもサイケ仕様のライト・ショウを具体化したジャケットが妖しげなコレは、Bow Street BunnersというUSサイケの唯一のアルバム('70)。UKサイケのBo Street Runnersというグループとは別バンドなんですが、そうとは知らず、間違えて買ってたアルバム…

あまり詳しくは知りませんが、スティーヴ・カタルドというギタリストによる1969年制作のアルバム。USサイケの激レア盤として有名なのですが、再発盤をアナログLPで聴いてます。コラージュ感覚溢れる実験的なサウンドながら、基本的にはポップで完成…

米国のサイケ系の自主制作盤といったたぐいは、それこそ星の数ほどあるともいわれていますが、このConjerti,Morreale&Dibley(・・・読めない)の1971年盤も、そんな一枚。激レア盤だったのに、メンバー所有のデッドストックが大量に流出して値崩れとい…

カレイドスコープ(Kaleidoscope)の2nd('69)は、キーフを思わせる幻想的なジャケも素晴らしいんですが、シド・バレット在籍時のピンク・フロイドを思わせるサウンドの方も聴きごたえ充分で、当時の英ロックの混沌としたシーンのドキュメントとしては、最高の…

「わけがわからない」というのはよく使われる表現ですが、やっぱりこの位のレベルまでいかないと。The Crazy People(狂った人々)による「Bedlam(精神病院)」('68)というアルバム。ザッパ絡みで有名な大道芸人ワイルド・マン・フィッシャーが参加・・・てい…

USサイケの密かな人気盤('69)。1曲目からチープなオルガンにバタバタしたリズムで、なんともガレージな感じなのですが、サビの部分が「♪ナンミョ〜ホウレンゲ〜キョ〜」??。お経みたいな空耳かと思ったら、タイトルが「Nam Myo Renge Kyo」・・・。やら…

「ボクたち、おバカさんで〜す」という感じのサイケデリックの極致みたいなジャケ。これこそビートルズのアップル・ブティックのデザイナー・チーム「ザ・フール」の唯一のアルバム('69)。オープニングの「プヨプヨプヨ〜」というマヌケな電子音からして、ど…

オリジナル盤が世界に3〜4枚しかないといわれるギガレア盤が、このグラニー(Grennie)の唯一のアルバム。値段もシャレにならないらしく、英国フォーク・ロックの専門誌「ロック・ダイヴィング・マガジン」のせみま〜る氏が40万円(!!)も払って手に入れたと…

レニー・ケイが選曲した60年代ガレージ・パンクのオムニバス盤「nuggets」の中で、モージョ・メンとサジタリアスの間に挟まれ、ひたすらポップな印象を残した曲がthe thrd railの「Run Run Run」でした。その曲が収められたアルバム('67)がCherry Red系再…

昔は、よく若いヒッピーのカップルを題材にした恋愛映画があったりしました。派手な格好でロックやフォークを聴く若いカップルを大人たちは白い目で見ている。愛し合う2人は、それでも「ラブ&ピース」と叫んで家を出て行くんですが、そのうち食えなくなっ…

「ビートルズ時代のジョージ・ハリスンで好きな曲は?」と聞かれて「そうですねぇ、ジ・インナー・ライトとかピッギーズとか。あとブルー・ジェイ・ウェイなんかも好きですねぇ。」などと普通に答えてしまうような人間(ボクだ)なら大好きなんでしょうね、こ…

アンデスの秘境から飛び出してきた豪快なサイケデリック集団が、この南米はペルー出身のトラフィック・サウンド(Traffic Sound)。たまたま手に入れた「Virgin」('70)は、どうやらアルバムを3枚出している彼らのセカンドらしいのですが、これが素晴らしい…