punk
その昔、1枚に編集されていたものを聴いた時は、印象が薄かったダムドの「ブラック・アルバム」は、当然のようにオリジナルは2枚組。その2枚組仕様の紙ジャケCDで買い直して、最近またハマってしまったというわけです。1曲が17分という「カーテン・コ…
日本盤CDの帯には「スカコアシーンの原点」とか威勢のいい謳い文句が書かれていますが、いきなり1曲目からテンポユルユルの「A Message To You Rudy」で始まります。そもそもスカコアという言葉に、あまりいい印象がありませんが、スカのリズムを取り入れる…
今でこそ激しいロックはあまり聴かなくなってしまいましたが、ティーンエイジャーの頃は、聴いているアルバムの何枚かに1枚の割合で絶叫とノイズギターが響き渡るロックアルバムを聴かないと気持ちが落ち着かないという時期がありました。といっても音楽を…
ディッキーズは元祖LAパンクともいわれていて、結成は77年。メンバーチェンジがあるとはいえ、未だに現役という不思議なバンドです。音楽的には、とにかく底抜けにポップ。ラモーンズですら渋いと感じてしまうほどに、カラフルで陽気なポップ・センス。…
イギー・ポップ&ストゥージズの代表作。デヴィッド・ボウイがミックス担当し、メンバーがこれに不満だったという有名な話がありますが、さもありなん。しかし、この異様にボーカルの音が浮いているようなミックスのバランスの悪さが、当時のイギーの孤立し…
ジョン・スペンサーといえば、後にブルース・エクスプロージョンで有名になった人ですが、以前に彼がいた伝説のグループがプッシー・ガロア。グランジを語る上ではソニック・ユースと同じぐらい重要なバンドだと思うのですが、音楽そのものはグランジという…
グランジというほど激しいわけでもなく、アノラックというほどヘボヘボなわけでもない。基本的にはシンプルでストレートなギターロックなんだけど、聴くほどに美味なメロディーが多くて胸が熱くなります。レモンヘッズのアルバムのなかでも、やっぱりコレは…
世界初のパンク・ロック・アルバム、なんて身構えて聴いてしまうと、スローで静かで、妙にまったりとしたピアノを主体にした曲もかなり多いので、ズッコケてしまうかもしれません。が、いわゆる70年代の女性シンガーソングライター系とは全然違うのは、ジ…
大好きなドイツのグループですが、長ったらしいバンド名「Deutsch Amerikanische Freundschaft」は何て発音するのか、正直いまだにわかっていません。世間ではDAFと略してますが、これが「ダフ」なのか「ディーエーエフ」なのか、それも実のところ、よく…
いわゆるパンクの名盤としてよく取り上げられるアルバムではありますが、ごくごくまっとうなロック・アルバムです。クリス・トーマスがプロデュースしているためか、確かにパンク熱に浮かれた勢いはありますが、オルガンとかもハモンドだったりして、普通に…
今やCDショップに行くと、パンクはパンクでロックと別に棚が仕切られいるところが多いですね。しかも、結構スペースも広い。すっかりパンクも世間に市民権を得たという感じです。しかし、そもそも「パンクがそんなに市民権を得ていいのか?」という疑問も…
LP時代は3枚組、CDは2枚組、全36曲というクラッシュの問題作('81)。大昔に聴いたときは、あまりの内容の混沌っぷりに「聴き方」がさっぱりわからず放置したままでしたが、99年にリマスターされたCDを聴いてブッとんでしまいました。「聴き方」な…
というわけで、本日のピック・アップは、「ロンドン・コーリング(レガシー・エディション)」です。彼らの代表作が、豪華3枚組になっている限定仕様の特別盤。1979年のオリジナル2枚組LPがDISK1に、DISK2はスタジオ収録前に「ヴァニラ・…