soul

60年代から70年代にかけて世界中に存在した「ジェームス・ブラウンっぽい音楽」というのは、それこそ天文学的数字になることはまちがいなしです。そう考えるとJBが当時のポピュラー音楽界に与えた影響力は、ビートルズに匹敵するか、それ以上の存在か…

世代的には、自分もアシッドジャズ・ムーブメントの生き証人ではあります。しかし、思えばアシッドジャズというのもジャンルと呼ぶには強引な括り方ではありました。むしろ、同時期のヒップホップなんかと同様に、「サンプリング・ムーヴメント」という呼び…

カーティス・メイフィールドと同じ誕生日なんです。6月3日。スージー・クワトロとも同じなんですが、やはり取り上げるのはカーティスの方でしょう。代表作でもありブラック・シネマのサントラでもある本作。そういえばSuperflyって日本のバンドが流行って…

個人的にブラコンがブームなので、ひさびさに聴きなおしてみましたが、やはりこれは大傑作。ジューニーことウォルター・モリソンは、オハイオ・プレイヤーズを売れる前に脱退し、ファンカデリックの「ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ」('78)でも大…

このミニー・リパートンの2ndは、ソウル・ミュージックに夢中だった大学時代に出会ったアルバム。ボクにとってロックからソウルへという流れはわりと自然だったのですが、その後またロックに戻っていった大学卒業後も、このミニーのセカンドだけは、よくター…

「結局、ロックってブルースなんだよねぇ」と言われてしまうと、「いや、ちょっと待ってよ」という気分になってしまいます。それは「若い頃はロックだったけど、最近は演歌も沁みるねぇ」と言われてしまうような寂しさとでもいいますか。結論出したら進化は…

ブライアン・オーガーはアシッド・ジャズやフリー・ソウルなどのシーンで再評価されたアーティストですが、現役時代、全然人気がなかったかといえば、そういうわけでもないようです。本国イギリス以上に、アメリカなどではかなり人気があったミュージシャン…

スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「暴動」('71)のモコモコさは衝撃でした。ボクは高校生ぐらいの時にCDで初めて聴いたのですが、「CDは音がよい」という概念を見事にぶち壊してくれましたね(笑)もう「なんだこりゃ?」って感じでしたよ正直。不良品…

次回のセレクトのお題が「真夜中に聴きたい音楽」に決まりそうなんですが、ふと思ったのが、このギル・スコット・ヘロン。何せ彼の率いるバンド名が「ミッドナイト・バンド」ですからね。で、この「イッツ・ユア・ワールド」('76)という(アナログは)2枚組…

ナチュラル・フォーかぁ。いや、今たまたま聴いてるんですけどね。ファースト(写真)とセカンドは、もう再発される前からアナログ盤でよく聴いたなぁ。その頃(90年代初頭)は、まだフリー・ソウルなんて言葉も無かったし、なんで好きなのか自分でもよく…