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meikenさん http://www1.tcnet.ne.jp/meikan/
カレンダー・セレクトを星座で選ぶという、実にシャレたセレクトでしたが、内容の方も非常にアダルトな雰囲気ですね。いきなりミッシェル・ルグランの「風のささやき」のカヴァーで始まりますが、歌ってるのがドラマーであり歌手でもあるグラディ・テイト。そんな風に、後ほど選曲リストをみて「へぇ〜」という驚きが多かったです。ボビー・ヘブの「サニー」や、スパイラル・ステアケースの「モア・トゥデイ・ザン・イエスタデイ」などのカヴァー曲も嬉しいです。ラストのサミー・デイヴィス・ジュニアのフィフス・ディメンションのカヴァー「ビートでジャンプ(Up Up And Away)」もドライブ感があって好きです。ちなみに手持ちはゼロでした。いつも渋いところをチョイスしてくるんですよね。全体の統一感も抜群で、もう一度繰り返し聴き返したくなりますね。
本日のピックアップ
もちろんフィフス・ディメンションの「Up Up And Away」です。彼らのファースト・アルバムですが、既にジミー・ウェブがアレンジと作曲の大半を手がけています。何といってもタイトル曲が素晴らしいのですが、他にもウィリー・ハッチが書いた「California My Way」が名曲だと思いますね。ティム・ハーディンの「ミスティ・ローゼズ」なんていう渋いカヴァーも。全体的に若々しいヤング・ソウルが聴けますが、やはりR&Bというよりも、ママス&パパスあたりにも通じるフラワーな雰囲気が濃厚です(シタール入りの曲もあり)。B面にジミー・ウェブ作の「Never Gonna Be The Same」や「Pattern People」などの名曲が続き、アカペラっぽい美しい曲で終わるのもいいです。ベスト盤もいいのですが、オリジナル盤で順に聴く彼らもまた味わい深いですよ。