大量のセレクトCDを聴くのは楽しいけれど、知らないアーティスト、聴いたことがない曲がどんどん増えていくと、頭がパニックになりそうになるので、1〜2枚聴いたら、普段自分が慣れ親しんでいるCDを聴いたりしてます。自分のセレクトも聴きなおしたりして。今回の自分のセレクトは、ソウルやジャズが好きという人にはまったく不向きな「いなたい」選曲だったかもしれないと、少々不安になってきました・・・。さて、今日もセレクトを2枚ほどレビュー。

●フィニルさん(http://finyl1962.hp.infoseek.co.jp/
連日、日記を観て「フムフム」とロックを勉強(こういう勉強は楽しい)してます。今回も「渋い」ところをチョイスしてくれました。オープニングからビートルズがカヴァーしたマイナーなガール・グループ物のオリジナルを収録。その昔「ビートル・クラシックス」というオムニバスに収録されてたハズなんですが廃盤になってしまったのです。元アイアン・バタフライの人がいたラマタムなんて全然知りませんでしたし。日本のマザーグースも名前だけしか知らなかった。なかなかいい感じの70年代シティ・ポップ。初期の伊藤銀次のソロも初耳ですが、すごくいいんですね。ラストのポコは実はしっかり聴いてない有名グループなので、今度ちゃんと聴いてみようっと。

●きよさん(http://www.dd.e-mansion.com/~songcycle/
サイトの印象からCSN&Yっぽいフォーキー物をセレクトするだろうという大方の予想を裏切って、なんとホワイト・ドゥーワップ系を中心に、これぞ「コーラス&ハーモニー」の王道を行くようなセレクトを作ってくださいました。しかし、その中に元10ccのゴドレー&クレーム(!)やフランク・ザッパ(!!)、斉藤由貴(!!!)なんかを忍ばせているところがニクイ。でも違和感なし。ベルモンツやジェイ&アメリカンズなんていう王道すら所有していない自分が寂しくなってきますが、ビリー・ジョエルなら持ってましたので、ここで安心したりして(笑)いや、「THE LONGEST TIME」はやっぱり名曲ですよ。山下達郎のアマチュア時代の自主制作盤は、80年代にビリーヴ・イン・マジックが制作したアナログ再発盤で持ってましたが、今はファンクラブに入るとCDでもらえるそうです。

(写真)フランス・ギャル「Poupee De Son」(4枚組ベスト、写真はディスク3)
「夢見るシャンソン人形」のヒットでおなじみの60年代アイドル。詳しくはこちら↓

http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=168425&log=20030517