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何故か我が家には古いミュージック・マガジンの2月号だけが残っています。年間ベスト・アルバムを10枚選ぶという恒例の企画があるのですが、それを読むのが大好きなんですね。で、自分でも選んでみたくなっちゃいました、というのが今回の日記なわけです。これシリーズ化しちゃいますね。写真は当時の雰囲気を感じとってもらうためにミュージック・マガジンそのものをUPしましょう。表紙はジャパンです。まずは1980年から(順不同です)
①スティーリー・ダン/ガウチョ
②XTC/ブラック・シー
③矢野顕子/ごはんができたよ
④クラッシュ/サンディニスタ!
⑤フリクション/軋轢
⑥スペシャルズ/モア・スペシャルズ
⑦プラネッツ/スポット
⑧テレックス/ニューロヴィジョン
⑨トーキング・ヘッズ/リメイン・イン・ライト
⑩ライ・クーダー/ボーダーライン
①②は出れば確実にベスト10入りというバンドなので仕方がないですね。YMO関係は、それだけでベスト10が出来てしまうほど、この頃は絶好調だった時期で「増殖」はもちろん、坂本龍一の「B−2 UNIT」、高橋ユキヒロの「音楽殺人」、加藤和彦の「うたかたのオペラ」、サンディーの「Eating Pleasure」は、アッコちゃんとほぼ同格だと思ってもらってかまいません。それほど大好きです。④はアナログ3枚組ですが、聴く度に発見がある。これぞ「ロック」。⑤はスピード感やキレで同時期のパンク勢に圧勝。
⑥は「軽さ」が味。後のスタイル・カウンシルあたりを完全に先取りしてます。⑦は元デフ・スクールのスティーブ・リンゼイのバンド。レゲエ仕込みのパブ・ロックみたいな音で、良い良い。テクノ・ポップは、バグルズよりも⑧の方がモロですね。⑨は80年を代表する定番アルバムですが、たしかにカッコいい。しかし、こうやって10枚選ぶと、ただのニュー・ウェイヴ小僧みたいですね(笑)。というわけで、⑩が懺悔のように思える選出ですが、実はこれが現在最高の愛聴盤だったりします。ニュー・ウェイヴの台頭にも負けないライの頑固たる音楽的姿勢、恐るべし。本当に尊敬するミュージシャンの1人ですね。さて1981年はどうなる?