1984年にもなると、もう中学生になってるので、今回のベスト10は⑤をのぞいて、すべてリアルタイムで聴いて衝撃をうけたアルバムばかりです。とにかく新しい音楽との出会いが楽しくて楽しくてしょうがないといった時期でしたね。貸しレコード屋で未知なるジャンルを開拓したのも、この頃。あとは友達と好きな曲をカセット交換したりとか・・・って、まぁ今でも同じようなことやってるか(笑)表紙はローリー・アンダーソンカーラ・ブレイという個性派女性アーティスト同士の不思議な組み合わせ。

ヴァン・ダイク・パークス/ジャンプ!
②XTC/ザ・ビッグ・エキスプレス
③ジム・フィータス/ホウル
フランク・ザッパ/奴らか?俺たちか?
⑤ペイル・ファウンテンズ/パシフィック・ストリート
南佳孝/冒険王
村松邦男/ROMAN
⑧ムーン・ライダーズ/アマチュア・アカデミー
立花ハジメ/テッキーくんとキップルちゃん
⑩ホルガー・ヒラー/腐敗のルツボ

①は坂本龍一のラジオで聴いて、次の日、地元の輸入レコード店に走りました。当時、国内盤出なかったんですよ。②のアナログは円型ジャケットという特殊加工でしたね。③はヒップ・ホップとパンクとノイズがグチャグチャに混じってて凄いアルバム。そのうえポップですし。④は初ザッパでしたが、以来ザッパ道を突き進みます。当時は過去のアイテムはすべて廃盤入手困難で、特にヴァーヴ時代のアルバムは1万円以上という今では信じられない時代だったっけ。⑤は胸かきむしられる恥ずかしいけど「青春」の一枚。

⑥や⑦はレンタル・レコードの香りがしますね。懐かしい。⑧はタイトルに反して彼らのアルバムでは、最もプロフェッショナルな心意気を感じる名盤です。ジャケットも好き。むしろ⑨や⑩の方が偉大なるアマチュアという感じの音楽です。当時最先端だった「サンプリング」という手法に頼りきった時代を感じるアルバムですが、普通のミュージシャンには思いつきそうもない突拍子もないアイデアが炸裂していて、今聴いても充分刺激的。というわけで、今回もやっぱりニュー・ウェイヴ色が強いベスト10になってしまいました。