何だか、田舎のアルゾ&ユーディーンみたいな感じで始まるハント&ターナー(Hunt&Turner)の「Magic Landscape」('72)というアルバムです。16ビートの生ギターに2声のハーモニーとボンゴという共通点意外、なんの関連もありませんけどね。英国のフォーク・デュオですが、詳しくは知りません。いい加減なレビューでスミマセン。アイク&ティナターナーなら有名ですが(笑)


これもまた英国人によるアメリカン・ロックの一例だと思うんですが、録音状態から察するに、すごく安いスタジオの音がします。パタパタというドラムの音は部屋鳴りがして音が漏れまくっているようですし、ギターとかもペナペナした音。でもねぇ。こう長年ロックを聴き続けると、こうした心地好いローファイ感というかルーズさもまた気持ちいいんですよねぇ。元祖宅録みたいなアルバムといいますか。メロディーとか全然違うけどポール・マッカートニーのファーストにも通じる、いい感じのダメさ加減に愛着がわきます。


他には特に書くこともないんですが、ジェリー・ジェフ・ウォーカーの「ミスター・ボージャングル」とランディー・ニューマンの「リヴィング・ウィズアウト・ユー」をカヴァーしています。って、これってどちらもニッティー・グリティ・ダート・バンドのレパートリーやん!。しかも同じ「アンクル・チャーリー〜」のアルバムからだし。ヒネリのない頭の悪いカヴァーだなぁ(笑)しかしSounds Goodだから許します。個人的には2曲目「Silver Lady」の「これぞ英国!」って感じのボンヤリした雰囲気が最高だったりします。マイナーとはいえ輸入盤でCD化。好きな人は好きなのね、こういうの。