スクラウンジャー(Scrounger)という英国の2人組による唯一のアルバム('75)。モダン・ポップの隠れ人気盤らしいけど、1曲目のタイトルが「パリジャン・カフェ・ブルー」ですよ。つまり「カフェ・ブリュ」です。まるで早すぎたスタイル・カウンシルじゃないですか!2人組だし・・・と、まぁ言ってみただけ。


ストリングスもジャンジャン入っててるし、曲もメロディも演奏もしっかりして見事にポップ。10cc、セイラー、カフェ・ジャックスと聞いてピンときたら、もうコレは買うしかないでしょう。ルパート・ホルムズにも通じるプレAOR的雰囲気も。ジャケのダサさはパブロック的ですが(笑)


駄曲が1曲もないのも好感が持てます。かといって突出した曲もないんだけどね。まぁそこがB級モダン・ポップの味わいってヤツでして。センスがあるから下世話に弾けられないんですよ。だから当然ヒットもしなかったわけです。個人的には「パリジャン〜」は最近の心のベストテン上位にランキングなんですが。