USサイケの密かな人気盤('69)。1曲目からチープなオルガンにバタバタしたリズムで、なんともガレージな感じなのですが、サビの部分が「♪ナンミョ〜ホウレンゲ〜キョ〜」??。お経みたいな空耳かと思ったら、タイトルが「Nam Myo Renge Kyo」・・・。やられた(笑)


さすがに他の曲はまともな歌詞でしたが、今度はサウンドがどんどんヤバくなっていきます。初期のピンク・フロイドの試行錯誤みたいなサウンドも聴けます。女性メンバーの歌う曲はヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代のニコのような「心ここにあらず」といった感じ。音響が、ではなく、このバンドの存在そのものが「サイケ」。


ドラムとベースが2人女性というのも風変わりというか。でもこれが絵になるんだよなぁ。特にロンゲを振り乱して叩くドラムの女性はカッコいい!オルガン弾いてるリーダーはクラフトワークのメンバーみたいなルックスだし。ナイスなジャケットも含め、かなりツボなアルバムですわ、これ。