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勝手にレビュー＃１２（秋のなごみ）としひこさん

1.Michael Nesmith /　Release
2.Tom Pacheco / Hello Grandpa
3.井上陽水　/ 太陽の町
4.The Lovin' Spoonful / Never Goin' Back
5.Chilli Willi & The Red Hot Peppers / We Get Along
6.Joan Baez / Fountain Of Sorrow
7.五つの赤い風船　/　ぼくは広野に
8.Michael Nesmith & The First National Band / Rose City Chimes
9.Brewer & Shipley / Lady Like You
10.David Bromberg / Mr. Blue
11.John Phillips / Down The Beach
12.B.W. Stevenson / A Touch Of Pennsylvania

としひこさんのセレクトは、ペダル・スティール（全曲、レッド・ローズ！）をフィーチャーしたカントリー・ポップ・テイストが心地好いです。

(1)は元モンキーズですね。なんとなく「ビューティフル・サンデー」っぽいような曲ですが、なかなか軽快なスタートです。(2)は馬が似合いそうな低い声がカウボーイな雰囲気です。(3)が、なんとなく鈴木ヒロミツがＣＭで田舎道でポンコツ車を押しているような、あのイメージ。(4)で「ナッシュビルには戻らない〜」と歌いつつ、思いっきりナッシュビルな曲調の(5)へ。しかし実は英国パブロックでした。レッド・ホッド・チリ・ペッパーズとお間違えないように。(6)はジャクソン・ブラウンで一番好きな曲のカヴァーなんで、うれしかったです。

(7)はイントロがブリンズレー・シュウォーツの「カントリー・ガール」っぽいですね。(8)は裏テーマのペダル・スティールを思いっきりフィーチャーしたインスト。(9)のデュオは、曲調からリズムから、何もかもボクの理想的なカントリー・ロックのサウンドです。(10)は隠れた名ＳＳＷですが、曲はスタンダードのアレです。ソファでくつろぐようなリラックス・ムードがたまりません。途中でサッチモみたいなスキャットがある(11)は、カントリーのようでカントリーじゃない、微妙な曲調に、この人ならではのポップ・センスを感じますね。(12)は高音の伸びのある歌声が、今回の「なごみ」にピッタリの落ち着いたエンディングです。曲目発表の前まで、ニール・ヤングかな？でも、それにしてはアクがないなぁと思っていたのですが、やっぱりハズレでしたね。

最もお気に入りは(9)(12)。手持ちは(4)だけ。「なごみ」と聴いて、ボクがイメージする音に最も近いフォーキーで素敵なセレクトでした。

としひこさんの解説はこちら