Jadeの2人(Dave Waite & Marianne Segal)が、それ以前に組んでいた幻のフォークデュオがこれ。非フォーク系という話は聴いていましたが、最初の3曲など、ほとんど万博ムード漂うソフトロックと呼んでも過言ではないような派手なオケが鳴り渡るポップス。


その後はデモなのか何なのか、シンプルな弾き語りのフォークが延々と続くので、まぁご安心を。とはいえ、まぁ地味といえば地味。ほとんどの曲をマリアン・シーガルが手がけていて、曲によってはモロに初期ジョニ・ミッチェル風ながら、英フォークが好きなリスナーには、なかなかいいムードなんですが。


デモの持つシンプルなフォーク・サウンドと、あの時代ならではのブリティッシュ・ポップス風味漂うオーケストラ・サウンド。その2つが上手くミックスされたのが、その後のジェイドというわけですね。マリアン・シーガルは、また最近復活して歌手活動をしているんだとか。