米国のサイケ系の自主制作盤といったたぐいは、それこそ星の数ほどあるともいわれていますが、このConjerti,Morreale&Dibley(・・・読めない)の1971年盤も、そんな一枚。激レア盤だったのに、メンバー所有のデッドストックが大量に流出して値崩れという後日談が笑えます。


1曲目の弾き語りが素敵だったんで「こりゃいいぞ」と思ったのもつかの間、2曲目のあまりにヘタすぎるバンド・アンサンブルに腰砕け。まぁニール・ヤングの線を狙ったのはわかるけど、さすがにド素人らしく、チューニングもままならない。


CD化されてるのに家庭用カラーコピー機で刷ったような情けないジャケとか、胡散臭さはどうにもこうにもつきまとうブツではありますが、まっすぐな感じが漂う弾き語りの曲だけは結構好き。まさしくアシッドフォーク。でも全体的にサイケとしては淡白な音なのが残念。