あまり詳しくは知りませんが、スティーヴ・カタルドというギタリストによる1969年制作のアルバム。USサイケの激レア盤として有名なのですが、再発盤をアナログLPで聴いてます。コラージュ感覚溢れる実験的なサウンドながら、基本的にはポップで完成度も高い一枚。


凝りに凝ったアレンジと、SEがやたらと飛び交う全体の構成の妙で、勢いで一気に聴かせてくれます。個々の曲は、まったりしているのに、全体的には急展開していくように感じるアルバム。トータルタイム29分という清い選択も効果的だったのかもしれません。


アレンジがもっとシンプルだったら、割りと平凡なSSW系の終始していたであろう自作曲を、あえてサイケ根性でSEやエフェクトの多用したのが、カルトな人気を博した要だったのかも。まるで神様のようなオーラを放っているジャケもLPだと、結構インパクトあり。