英国の下町とか、その辺で普通に歩いているようなオッサンとオバサンのジャケ。というわけで、Archie Fisher & Barbara Dicksonの登場です('70)。オバサンとかいって、まだ20代でした(すんません)。この時点で、ある程度のベテランだったアーチーでも、まだ30代・・・。


なんとなくイナたいトラッドかと思いきや、これがまた哀愁のポップ・フォーク・アルバムなのですよ。曲は「あの時代」らしい英国のフォーク・ロックで、ストリングスも古臭い感じ。でも何といっても、ふたりの歌声が素晴らしい。渋みのある歌声が、作品全体をピリっと引き締めています。


冒頭の3曲を聴いて、目の前に広がるは、古き良き英国(行ったこともないけど)なわけで。デビュー間もないRob Nokesがギターと曲作りに参加してるのもポイント高しですが、Rob自身の傑作SSW作品群も、ここいらで一気にCD再発してもらいたいところ。