ブライアン・プロズロー(Brian Protheroe)にハマっています。いわゆる「ひねくれポップ」というヤツですね。ファーストとサードはアナログ盤で昔見つけて愛聴してたんですが、このセカンド('75)は最近CDで手に入れました。といっても、実は彼が残した3枚のアルバムと未発表曲を集めたCD4枚組ボックス「Brian's Big Box」の1枚としてなんですが。


タイプとしてはルパート・ホルムズやカフェ・ジャックスあたりに近いでしょうか。もっと広げて10cc、セイラー、スタックリッジ・・・と、まあキリがないというか、これでは以前レビューしたスクラウジャーと何ら変わりませんが、飛びぬけた才能と「ひねくれ度」ではプロズローがダントツだと思われます。


「あぁ、キレイなメロディーだぁ」と思うと突然人を食ったようなメロディに展開したり、ノリがよくなってくると途端に場面展開が激しくになったりと、これぞ、有り余る才能の無駄遣い。つまるところ、この慣れてしまえば、素晴らしく贅沢なポップ・ミュージックとしか言いようがありません。ヒネクレ道は長く険しい。