たとえば、自分の「葬式」で流れるBGMぐらいは、今のうちから自分で決めといて身内に伝えておいた方がいいかなぁと思ったりもするんです。まぁ死んでるんだから、どうでもいいといえばどうでもいいんですが「故人はPerfume坂本真綾が好きでした」とかいって、そんなの流されたんじゃたまんないよ(笑)


まぁ、それはないとしても、「葬式に似合うロック」というのも、なかなか難しい。何となくThe Bandとか葬式が似合いそうな気もするんですが(失礼)。ジャズとかはスウィング感が、和な雰囲気の葬式だとどうかな。でも、いわゆる「葬式のBGM」という無難なクラシック系じゃなくて、もうちょっと個性が欲しいし(うるさいね、自分)


というわけでエリック・サティの「ジムノペディ」なんかいいかなぁ。120年前の曲とは思えないメジャー7th使い方に、まるで後のバカラックをも連想させます。この「サティ・ピアノ作品集」('76)は高橋悠治の演奏ですが、できれば自分で演奏して、それを録音したものを流したいもの。練習しないとね。