物心ついた頃に耳にしていた音楽といえばアニメ音楽ですよね。レコードやCDというものを意識して買うようになる「以前」の音楽体験というのは、その後の音楽人生にも少なからず影響をあたえると思ってます。といっても、ボクは子供の頃、それほどアニメに夢中になったという記憶は、あまりありません。


実際のアニメより、子供の頃からレコードで音楽を聴く方がボクは好きでした。「テレビマンガ主題歌のあゆみ」というオムニバス盤ボックスLPが、それこそ幼稚園ぐらいの時に家にあって、それをよく聴いてました。その中で一番好きだった曲が「ジャングル大帝」と「リボンの騎士」の主題歌。


それが、どちらも手塚治虫作品だということは子供のボクでも知ってましたが、どちらも冨田勲の曲だという事を知ったのは大人になってからです。シンセうんぬんより、ボクは冨田勲のメロディーが大好きみたいで、特にエンディングで弘田三枝子が歌う「レオの歌」は名曲だと思います。これは国産初のカラーアニメだったそうな。