大野方栄さんに教えていただいたBenny Singsという人です。大野さんもマニアだなぁ。いつもいろいろ音楽情報を教えてもらって助かります。パッと聴いた印象はベン・シドランやマイケル・フランクスみたいだけど、ツルツルなAORにならずに、どこかユルユルなバンド演奏が、いい味。


コレをふと思い出したのが、Shuggie Otisの名盤「Inspiration Information」('74)でした。アレンジの感じとか声の雰囲気とか。ソウルやジャズの影響を感じさせながらも、基本はロックな人なのかも。あんまりオシャレ、オシャレしすぎるのもね。


デジタルじゃなくてアナログな温もりのあるバンドサウンド。だけど、レニクラみたいな、よくある「70年代な音」じゃなくて、ちゃんと現代の音をしてます。というか時代感覚がわからない。古くもあり、新しくもある。こういうの理想的な音の質感だなぁ。