最初の頃はテクノ・ポップといってもテレックスみたいだったPerfumeも、最近はどんどんジョルジオ・モロダー化しているような。というわけで、邦楽カバーがジューシー・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」だったので、洋楽カヴァーは、モロダーの「ベイビー・ブルー」あたりでよろしく!


相対性理論考」('79)は、この難しそうな邦題とは裏腹の軽快なテクノ・ディスコの大傑作だと思います。デジタル・ライブ盤というのがウリで、25台のシンセサイザーを同期させ1発録音という、めちゃくちゃ無謀なことをやらかしてます。ローランドのシーケンサー(4じゃなくMC−2なんてあるの?)の初期使用例なんですかね。


YMOの1stのB面と、このアルバムは、まるで双子の兄弟のように、サウンドからメドレー形式の曲調までソックリです。スパークスやジャパンなんていうロックな人たちの「テクノ化」にも強力した名プロデューサー。テクノ以前から活動していたキャリアの長さも含め、日本における細野晴臣なポジションの人かも(ヒゲもね)