capsuleのアルバムでは一番コレが好きかな。これ以前だとボサっぽいフレンチテイストがピチカートファイヴっぽくて個人的に苦手な部分もありますし、これ以後になると、完成度は高いけど、部分的にハードに爆走しすぎているような気がしますし。テクノというよりテクノポップが好きな筆者なものでして・・・。


瞬間瞬間で音をダイナミックに放り投げるようなクラブ感覚の機能性こそが、このユニットの本質。インストの曲が多いのも快感原則に基づいた自由な音作りの象徴なのかも。といいつつも「jerry」「5ive Star」「Dreamin Dreamin」のようなperfumeっぽい歌モノに、やはり耳が奪われてしまうのも事実。


中田ヤスタカの魅力は、サウンド以上に、その歌メロにあったりもするんです。実際、完成度高いテクノを作る人は他にもたくさんいます。でも、そのトラックに日本語のメロディを違和感なくしっくり乗せてくる人となると、とたんに数は限られてきます。Auto-Tuneしまくりのボーカル処理は、もはや専売特許になりつつありますね。