今やCDショップに行くと、パンクはパンクでロックと別に棚が仕切られいるところが多いですね。しかも、結構スペースも広い。すっかりパンクも世間に市民権を得たという感じです。しかし、そもそも「パンクがそんなに市民権を得ていいのか?」という疑問もあるんですよ。なんて、意地悪ですかね。


今のパンクって、音は激しくても、な〜んかモテそうな感じがするのが多くて馴染めないんですよネェ。モテない系は、もっとノイズ系や音響系に走っちゃうんだろうか。でも80年代初頭までパンクって、なんか「どうせオイらはパンクだし」みたいなイジけた感じがあって・・・でも、そういう市民権のない感じのパンクって好き。


このプラズマティクスはボーカルが元ストリッパーだったり、ギターをチェーンソーを壊したりと、過激なパフォーマンスで話題だったニューヨークのバンド。今聴くとサウンドがまるで日本のスターリンそっくりでビックリ。結局逮捕されちゃうとこまで似てますし。音は意外と懐が深い。パンクの名盤のひとつ。ライブ音源も迫力あります。