カーティス・メイフィールドと同じ誕生日なんです。6月3日。スージー・クワトロとも同じなんですが、やはり取り上げるのはカーティスの方でしょう。代表作でもありブラック・シネマのサントラでもある本作。そういえばSuperflyって日本のバンドが流行ってますが、こちらの元祖も盛り上がって欲しいところ。


カーティスといえば、ワウワウギターにファルセット。さらに緊張感溢れるストリングス。このアルバムには、そのカーティス3大要素の美点が凝縮された名曲ぞろいです。実際の映画には歌のパートは流れず、インストだけだったらしいのですが。リズムのハネっぷりは、後のヒップホップにまで通じるところが。


このアルバムは、当時、カセットが100万本も売れたといわれてますが、ヒップな黒人が、自慢のマイカーで、このアルバムをガンガンに流しまくる構図は、想像しやすいところ。アイザック・ヘイズの「黒いジャガー」や、マーヴィン・ゲイの「トラブル・マン」など、ブラックシネマが量産された頃の、その頂点に位置する名作。