ネオアコ好きにとっても、これはマストな1枚なわけですが、CDで再発される前は、結構レアだったりしました。聴く前はヘボヘボのギターポップみたいなものを想像してたのに、これがスタイル・カウンシルを越えて、プリファブ・スプラウトに匹敵する曲のクオリティに驚きです。


とにかく1曲目「Town and Country Blues」からして、飛ばす飛ばす。曲そのものはAORにしてもおかしくないくらいなのに、速過ぎ、なおかつ熱すぎる演奏が実に青春していて最高です。ギターが忙しなく16ビートを刻むあたりに、こちらのネオアコ心が燃えてしまう名盤中の名盤です。


なんか、シングル(レア!)とかもあるとはいえ、アルバムはこれ一枚で消えてしまったし、ちょっともったいない感じもします。メンバーは後にDeep Seasonというバンドを結成し、そこでは、やはりというべきか、AOR度が加速した大人のロックになってました。う〜ん、まあいいか。