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Perfume、念願の武道館ライブの興奮をまるごと詰め込んだDVD。いきなりオープニングの「コンピューターシティ」の終わりで、唖然としてしまいました。なんと文字通りオケのサウンドが「絶対故障」となり、CDの音トビ状態に突入し(かなり心臓に悪い演出)、ダンスがブロークンしてしまうのです。
3人を近未来的なロボット人形にように演出するスタッフとは裏腹に、本人たちは、例のオチも何にもないグダグダのMCで客イジリ。この楽曲とは相反する、どうしようもない人間臭さ。自ら作った巨大な城をぶち壊してしまうような自虐的なトーク。実はここにも、現在にいたるPerfume人気の要因のひとつがあると思ってます。
目標に向かって突き進みながらも、それまでの自分たちが作り上げてきた手作り感を消して捨て去ろうとはしない。下積み時代から支えてきたコアなファンに対するやさしさが垣間見れます。そう考えると「ライブハウス、武道館〜!」という叫びは象徴的。「bitter」の頃から変わらぬ彼女たちの強いポリシーが伝わってきます。