このアルバムって、1967年発売だったんですね。てっきり68年、もしくは69年ぐらいのアルバムだと思ってました。バッファロー・スプリングフィールドって、はっぴいえんどが影響受けたバンドとして日本では有名だったりするんで、てっきり同時期ぐらいのリリースだと勘違いしてたみたい。


たった1〜2年の勘違いなれど、この時代のロックの1〜2年って、今のロックの10年ぐらいの進化のスピードだから、67年で、この音楽性は本当に早すぎます。ニール・ヤング、スティーヴン・スティルス、リッチー・フューレイが、それぞれ好き勝手に曲を書いて、それらが奇跡的なバランスで収まった見事なアルバム。


ストーンズの「サティスファクション」をリアレンジしたような「Mr.Soul」や、後のロックオペラみたいな「Broken Arrow」などで多彩っぷりを見せつけるニール。そのニールと、この頃はまだ互角に勝負できたスティルスの楽曲群も名曲ぞろい。ひっそりと佇むリッチーの弾き語り「Sad Memory」も、またいい感じです。