モッドで英国ビートで、なおかつスウィンギン・ロンドンで、そんなホットな時代を最高のスナップで切り取ったドキュメントみたいなライブ盤の名作。オルガンの音や粘っこいボーカルなど、ジョージ・フェイムやグレアム・ボンド・オーガニゼーションとも共通しますが、こちらは、とにかく突っ走るような勢いがあって素晴らしい。


若き日のアンディ・サマーズ(ポリス)が在籍していたことでも知られていますが、他のメンバーも含め、とにかく演奏そのものがゴキゲン。開場の隣にあるデッカのスタジオからケーブルを引っ張り込んで強引にライブ録音したらしいんですが、そこまでやった価値はあります。


内容はR&Bやジャズのカヴァーで、オリジナルは全然ない。けど、そんなことはどうでもいいというくらい、マジでカッコいい演奏がたんまり詰まってます。オーティスもカーティスも、ニューオリンズも、何でもござれ。さらにJBメドレーに突入したあたりで、開場全体が興奮のるつぼに。必聴のライブ盤!