CMソングとして使われたポップな13曲を収めたゴダイゴのアルバム。全曲英語ということもありますが、もうまるで洋楽そのもの。唯一、邦楽を雰囲気を感じさせるのはタケカワ・ユキヒデの「声質」のみで、これはボク自身が、物心ついた子どもの頃、「銀河鉄道999」や「ガンダーラ」などのヒット曲を慣れ親しんでいたからかな。


リアルタイムで、ここに収められた曲のCMを観たという記憶がないのも当然ですが、なぜか唯一、日立マクセルの「シンフォニカ」という曲を憶えていて、ゴダイゴとも知らずに、何だかオシャレで素敵な外国の曲だなぁ、とガキながら当時思っていたことを今さら思い出した自分にビックリ。脳みその隅っこにあった遠い記憶。


最後の曲の終わり間際に、ようやく日本語が1フレーズだけ登場!と思ったら「♪味の素〜」って(笑)しかし演奏上手いのはもちろん、メロディやコーラスがしっかり作られていて、いい意味で「職人気質」なグループですね。名前の知名度とは逆に、音楽そのものは非常に匿名性が高いのが特徴。不思議といえば不思議。