素直に「ビリー・ジョエルが好きです」なんていって、普通にいいメロディを書いて歌う、そんな男性シンガー・ソングライターが、この日本にもっといてもいいと思うんですが、そういう時代でもないのかな。とりあえずベスト盤なら73年から85年までのヒット25曲を収めたコレがオススメ(この時期のビリーが、やっぱり最高)


アナログ時代は2枚組でしたが、CDでも2枚組。ボリューム満点なのはもちろん、この人の最良の瞬間をとらえたエヴァーグリーンがヒット曲満載だけに、悪かろうはずがない。「ニューヨークの想い」「素顔のままで」「ロンゲスト・タイム」など、歌詞とメロディとアレンジが、気持ちいいくらいマッチしています。


今回リマスター盤CDでひさびさに聴いてみて、そのビリーのバンドの演奏の表現力の豊かさに、あらためてビックリしています。ピアノの音色はもちろん、とにかく演奏が「巧い」!。あと「マイ・ライフ」など、ピアノを使ったイントロのフレーズ作りの巧さもサスガ。一家に一枚(いや2枚か)の究極のベスト!