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カリフォルニア録音で、ほとんど全編チャールズ・ラーキーがベースで参加してます。更にキャロル・キングもピアノで1曲参加。「つづれおり」に影響されたものであることは、オリジナル・ジャケットの質感からも明らか。エンボス仕様のザラザラ感。分厚いダブル・ジャケット。まんまOdeレコードみたい。
憧れは憧れのままというわけではなく、ダイレクトに現地に飛び込んでしまうフットワークの軽さ。しかし何よりもビックリしてしまうのが、当の五輪真弓本人が、まったくいつも通りというか、ソングライティングにおいて、まったくの自然体であること。この日本情緒、そして、この地味さは何?
海外ミュージシャンにとっては、このあたりに不思議なエキゾチズムを感じたのかもしれません。ラスト2曲「桜の季節」「夏のおもかげ」で垣間見せる儚さに心惹かれます。クレイグ・ダーキーやラリー・カールトンも参加したライブ盤「本当のことを言えば」まで、いささかのブレもなし。