天一人芝居(日本盤解説より)といわれた80年代ニューヴェイヴを代表するザ・フライング・リザーズのデヴィッド・カンニガムが77年に設立したレーベル「ピアノ」から発売されたジェネラル・ストライクというユニットのアルバム。元々79年から82年までに録音されたものを84年にカセットで発売したもの(CD発売は95年)


デヴィッド・トゥープとスティーヴ・ベアスフォードという現代音楽や英プログレ系で活躍する2人組ユニット・・・というと、なんだかとても難解な音楽かと思われますが、むしろ真逆。やたら素人臭いチープなデモテープ風「ほのぼのテクノ」なのです。いや、全部生演奏なので、これをテクノとは呼べないか。


サン・ラーの「We Travel The Spaceways」をヤン富田以前にカヴァーしているのも驚き。しかもこれが抜群にハマっています。80年代初頭に自主制作として売られていた、ほとんど素人による妖しげなカセット作品(中身が普通のマクセルテープだったりする)の数々を思い起こされ、個人的には、とても懐かしいサウンド