じゃがたらを初めて聴いたのは、80年代中頃に深夜のテレビでやってた「ライブ・ジャック」という番組。真っ赤な衣装とファンキーな演奏、そしてボーカルの江戸アケミの妙な存在感に圧倒され、翌日、学校の音楽仲間の間で「アレ、観た?」と話題に。そしたら地元の仙台でライブをやるっていうんで、友人と一緒に観にいきました。


じゃがたらのライブは圧巻でした。ボクはライブにいっても、あんまり踊ったりしないでジッと観ているのが好きな人間なのですが、じゃがたらには、そんなボクでさえも「躍らずにはいられない」と思わせる、何かがありました。1曲が10分とかいう長さも、じゃがたらの場合は、いやもっと聴かせてくれという気分になるのです。


ライブのお土産みたいな感じで買った、このアルバム。ポップで軽いテイストは、お洒落でもあるくらい。フェラ・クティともジェームス・ブラウンとも違うファンキーさは、なぜか日本の土着性にピッタリ。初CD化の際、リミックスされましたが、後の紙ジャケCDは、オリジナルLPのミックスに。個人的にはLPの方に愛着あり。