ネオGSと聴いて思い出すのが、このオムニバス盤。ちょうど「AVガーデン」という細野晴臣サエキけんぞう両氏がやっていた80年代深夜テレビ番組で、ファントム・ギフトの宣伝CMがリピートしていたことで、そういうムーブメントがあるんだということを、地方に住んでる子供の頃のボクにも教えてくれたのですね。


80年代は、同時に60年代ロックの周辺バンドへの再評価が本格的に始まった年でもあります。このタイトルが、ガレージ・ロックのコンピLP「Attack of The Jersey Teens」('84)に影響されたかどうかはともかく、世界中でガレージ・パンク・バンドの発掘が盛り上がっていた頃と絶妙にリンクしていたのは確か。


コレクターズや少年ナイフも、まだ知る人ぞ知る頃。ヒッピー・ヒッピー・シェイクス、ワウ・ワウ・ヒッピーズ、ストライクスなど、ネオGS直系の名バンド。さらには後に発掘CDも出たチーズなどオールディーズ風ガールズ系も充実。オリジナル・ラヴの前身レッド・カーテンのカッコよさにもシビれつつ、字数が尽きました。