ラスカルズは、この頃でもまだヤング名義だったんですね。黒人のように歌う為には、声を張り上げシャウトして・・・というそれまでの白人ロックの常識を覆したタイトル曲。軽めのボンゴをバックに、ホノボノ歌っても、なんかソウルフル。


でもって、これがアトランティック系をはじめとする黒人にも受け入れられカヴァー曲も多数。本人たちにも名誉なことだったのでしょう。しかしラスカルズは思想的に爆発しすぎて、末期には、ついにピュアの黒人音楽そのものになりましたが。


この頃の彼らには、サイケ直前の妙なほのぼの感もあり、ラヴィン・スプーンフルあたりに通じるものが。バンド編成にこだわらない色彩感豊かなアレンジもよいです。ジャケのヘタくそなイラストも見れば見るほど好きに。