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だいたいベスト10とか、そういうたぐいのものは、選び終わってから「アレ入れるの忘れた〜」とかポロポロと思い浮かぶもの。先の1982年のベスト10を見直して、ニール・イネスの「オフ・ザ・レコード」がないぞぉ〜と嘆いているボクだったり・・・。さて今回は1983年のベスト10。表紙はジョン・レノンですが、「ミルク・アンド・ハニー」が出た頃でしょう。
①マリ・ウィルソン/ショウ・ピープル
②XTC/ママー
③アズテック・カメラ/ハイ・ランド、ハード・レイン
④ニック・ヘイワード/風のミラクル
⑤ベン・ワット/ノース・マリン・ドライブ
⑥マイケル・センベロ/マニアック
⑦マルコム・マクラレン/俺がマルコムだ!
⑧スターリン/虫
⑨飯島真理/ロゼ
⑩ディードラウス&ディーマリナス/ドーラウの世界旅行
①はトット・テイラー&トニー・マンスフィールドという最高プロデューサーがタッグを組んだ80年代版テクノ・モータウン系の大傑作。②はまたしても。83年は「ネオアコ元年」という感じがするけど③はその象徴的なアルバム。元ヘアカット100の④も近いものがあります。⑤はネオアコの定番にして我が無人島レコード。
⑥は当時バカ売れした「フラッシュ・ダンス」物ですが、今聴いても完成度が高いエレクトロAOR(何だそりゃ)の傑作アルバム。⑦は当時の最先端、エスニック風味のヒップ・ホップ&スクラッチ。今聴くと古すぎて逆に新鮮という感じ(笑)ジャパニーズ・パンクの大傑作⑧と、元祖萌え系SSWアイドル⑨が並ぶのが分裂症ぎみですが、その勢いでオチャラケなジャーマン・テクノ・ポップの迷盤⑩で威勢良く締めくくりましょう。
それにしても、83年は名盤多いなぁ。この調子で84年も元気よく行ってみよう!