2008-01-01から1年間の記事一覧

1・大ベテランの最新作にして最高傑作ではないかと。一生モノの名盤です。Harps & Angelsアーティスト: Randy Newman出版社/メーカー: Nonesuch発売日: 2008/08/05メディア: CD購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (18件) を見る2・台湾の歌手。…

温もりに溢れたヒューマンなサウンド。でも、どこまでも残酷で情け容赦ない歌詞。甘いメロディ。でも、ぶっきらぼうな歌い方。悲しいほどコミカルで、笑えるほどメロドラマ。相反する二つのベクトルで宙ぶらりんになっているようなランディ・ニューマンの歌…

Randy Newman / Good Old Boys (’74)

たぶん、自分がお爺さんになっても、この音楽が大好きでいられる自信があります。一生モノの、まさに「鳥肌音楽」。何故だか知らないけど、ライ・クーダーの、特に70年代のアルバムは、自分の体調や精神がどんな状態であれ、耳にすっと入ってきて馴染んで…

Ry Cooder / Chicken Skin Music (’76)

かなりマイナーなグループではあるんで紹介はためらっていたものの、これはもうプログレッシヴ・チェンバー・ロックの大傑作!。マフィンズは、いわゆるカンタベリー系ジャズ・ロックに影響を受けたバンドのひとつとして結成されたアメリカのバンド。つまり…

The Muffins / 185 (’81)

結成20周年を記念して制作された彼等の最終作。緻密で練りに練られたアルバムは、単なる和み系ボサノヴァとは違います。徹頭徹尾プログレッシヴ。曲によってはフリー・ジャズや現代音楽スレスレの部分も。それでも最終的には甘美なコーラスとメロウなコー…

Tamba Trio / 20 Anos De Sucessos (’82)

80年代ジャズなんて、最初から無視だと決め付けている方へ、是非聴いていただきたい大傑作。どうも日本では同じ兄弟のウィントン・マルサリス(Tp)の方が人気があるみたいですが、なんといってもブランフォード・マルサリス(Sax)がボクは大好き。これは彼の…

Branford Marsalis / Scenes In The City (’84)

新宿に集結した「フリー・ジャズ大祭」をダイジェストに音盤に収めたもの。ピックアップされた8アーティストは、それぞれ10分前後にまとめられてます。一口にフリージャズといっても、アンビエント風、現代音楽風、アングラ演劇風、ノイズ風と、表現方法…

インスピレーション&パワー14 (’73)

世界初の女性ロックンローラー、ワンダ・ジャクソンの究極のベスト盤CD。ACEからのリイシューは昔から優れてモノが多いですが、これも30曲入りでブックレットも充実。副題は「The Very Best Of The Rock'n'Roll Years」!ジャケがオバサンっぽくピンボケ…

Wanda Jackson / Queen Of Rockabilly (’56-’63)

60年代のUKガール・ポップって、とびきりゴージャスな感じがします。サウンドにしても、フィル・スペクターに影響された分厚いオケも、より音響的にクリアー。ジャッキー・トレントのシングルAB面を集めたこの編集盤も、各楽曲の隅々に、プロフェッシ…

Jackie Trent / Where Are You Now (’63-’69)

レゲエっぽい要素を取り入れたイギリスのニューウェイヴ系バンドは数あれど、骨の髄まで「ブリティッシュ・レゲエ」なのは、結局のところUB40ぐらいだったのでは。8人の不動のメンバーで、ポップヒットも放ちながら、一方では強烈な社会風刺による辛辣…

UB40 / UB40 Live (’83)

シャングリラスといえば「Leader of The Pack」「Give Him A Great Big Kiss」「Remenber(Walkin' In The Sand)」の3曲のヒットをまずは聴いていただきたいもの。特徴といえば効果音を巧みに使ったドラマチックなアレンジ。モコモコとした分厚いサウンド。…

The Shangri-Las / Myrmidons of Melodrama (’64-’66)

60年代ブリティッシュ・ビート系のグループの中でも、ゾンビーズのクールさ、スマートさは格別だったと思います。特にロッド・アージェントのキーボードはセンスが抜群で、大ヒットした「Tell Her No」なんて、イントロ数秒でノックアウトしてしまうほどカ…

The Zomblies / The Singles A’s & B’s (’64-’67)

たいていのポップスがAメロ、Bメロ、サビみたいな決まりのなかで、アレンジやメロディを組み立てていくのに対し、ジョニ・ミッチェルの曲は、すべてがAメロみたいに、ユラユラと進行しています。メロディは歌詞を優先させるために、その都度、いろいろ変…

Joni Mitchell / Hejira (’76)

フリッパーズ・ギターがまだロリポップ・ソニックと名乗っていた頃、音楽雑誌で特集されていた「アノラック」とか「C86」とか、そういうムーブメントの意味がさっぱり理解できなかった憶えがあります。パステルズも名前だけで、音楽そのものは地方に住ん…

The Pastels / Suck On The Pastels (’88)

思えばジャズという音楽を聴き始めた当初から、ディジー・ガレスピーという名前はすぐに気になったものでした。いろいろなジャズのアルバムを聴いて「これ変な曲だなぁ」と思って作者のクレジットを見ると、いつもそこにはガレスピーの名が。トランペッター…

Dizzy Gillespie & The Double Six Of Paris (’63)

70年代フィラデルフィア・ソウルを代表する名盤。。シンプリー・レッドのカヴァーでも有名な「If You Don't Know Me By Now」のようなバラードが、なんと全曲も。ボーカル・グループ数あれど、全曲バラードってのもどうかと思いきや、これがもう最高なんで…