2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
60年代後半のビーチボーイズは、ブライアン・ウィルソンの心境の変化や時代の流れもあって、なにか急速に「変わろう、変わっていこう」という感じがモロに曲調に表われていましたが、もし初期のあのビーチなイメージのまんま、それでもさりげなくマイペー…
UKの自主制作フォーク、Ithacaにはテストプレスのみの2ndがあると以前書きましたが、それがコレ('72)。名義がFriendsになっていますが、同名の2人組ネオアコ・バンドもあるのでややこしいです。ただ音楽的にはUKフォークというより、ほとんどネオアコ/…
最近気になる再発レーベルFalloutから、Stone Circusなるバンドの作品('69)。まぁ、ジャケの感じからサイケデリック系であることは想像できましたが、オープニングがいきなりボサノバなんでビックリ。演奏はガレージっぽいゴツゴツしたバンドサウンド中心な…
ヴァンガードというとフォークというイメージがあるレーベルですが、60年代後半には、こういうサイケなアルバムもあったりします。このエリック(Erik)なるシンガーの詳しいことはよくわからないんですが、アイドルっぽいジャケとは裏腹の、全曲作詞作曲を…
フィラデルフィアはシグマスタジオで録音されながらも当時お蔵入りになってしまったのが、このSusan Christieのアルバム('69)。極少数のテスト盤LPは当時出回っていたそうですが。いわゆる典型的USフォーキーなフィーメール物で、サイケでありながらちょ…
アイルランド・フォークのレア盤として有名なLoudest Whisper('73)ですが、、こういうのをボーナストラックつきで再発してくれるSunbeamというレーベルは、第二のKissing Spellを目指しているのでしょうか。なかなかやってくれます。ジャケットを見ると極渋…
マーク・フライ(Mark Fry)というSSWによる唯一のアルバム('72)。雰囲気はドノヴァンに近い弾き語りながら、どこか焦点の定まらないぼやけた感じのアシッド・フォーク。おそらくアクビが出るほど退屈という人もいれば、夢見るような木漏れ日フォークっぷり…
60年代末に活動を始めたアメリカのカルト宗教団体ヤホワ13(YAHOWHA13)は、教団直営のレストランにてレコードを配布していたそうですが、それら11枚が後々サイケコレクター垂涎のメガレア盤になってしまいました。教組であるファーザー・ヨッドがロッ…
韓国サイケの大傑作('74)。シン・ジュンヒョン(申重鉉)といえば韓国ロック界のゴッドファーザーともいわれている人。以前から「韓国のサイケはスゴイ」という噂は聴いていましたが、いや、まさかここまでとは。サイケでもヘヴィーでもなく、聴きようによって…
キャサリン・ハウ(Catherine Howe)には何枚かアルバムがありますが、なんといってもこの1st('71)がダントツで素晴らしい。オーケストラをフィーチャーした純然たるポップ作品ではありますが、ほとんどが落ち着いたスロー〜ミディアム系ばかりなのが崇高な佇…
ヴァシュティ・バニヤン(Vashti Bunyan)のライブが、まさか日本で観れるとは思っていませんでしたが、ついに目撃してしまいました。彼女の声とその歌は、ボクにとってはUKフォークうんぬんじゃ語るに足りないのです。それぞれ人にとって「かけがえのないも…