2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カーペンターズとクイーンって、自分の中で存在感が似ています。いかにも「一般的な日本人が好きな古い洋楽」のド真ん中、というか。それぞれリードボーカリストの悲劇的な死(拒食症とエイズだもの)が、どこか黒い影を宿してしまっているのも、変な意味で…

Carpenters / Close To You (’70)

何しろフリーソウルの盛り上がりで70年代アイズリー・ブラザーズを再発見したような世代ではありますが、それでもやはり、このアルバムは特別な一枚。いや、ボクに限らず、シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」を最高だと思う人すべてが、一度は聴かなければい…

The Isley Brothers / 3+3 (’73)

夕焼け楽団だからサンセッツ。イメージチェンジながら、自然なバンド名の変化です。久保田真琴というミュージシャンは、昔から理屈で考えるよりも、まず即実行という音楽の快感原則に忠実な人という印象なのですが、ここでもニューウェイヴというか、かなり…

サンセッツ / ヒートスケール (’81)

初期のデモテープ集「ビギニングス」が素晴らしすぎるせいで、ボクの中ではメジャー盤の評価は低い・・・とはいえ、あくまで、このポータブル・ロックに限った話。同時代の邦楽の中では、やはり抜きん出てポップな存在でしたね。徳間ジャパンということで、…

ポータブル・ロック / Q.T (’85)

あまり一般的には知られていませんが、これは80年代ロックを代表する大傑作。基本的にジム・フィータスひとりプロジェクトながら、バンド名義がコロコロ変わり、ジャケットも似たようなものばかりなんで、セールス的にはマイナスだったのかも。しかしもう…

Scraping Foetus Off The Wheel / Hole (’84)

韓国のBalla Terraは、なかなかに地味でマイナーな英米フォークの良心的な再発CDを、ごっつい感じの紙ジャケで発売し続けてるマニアックなレーベルですが、これは、なかなか当たりもの。テキサス出身ながらフランス録音だそうで、なるほど、豪快さと繊細さ…

Rex Foster with Don & Merrily / Road of Tomorrow (’70)