2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

60年代ブリティッシュ・ビート系のグループの中でも、ゾンビーズのクールさ、スマートさは格別だったと思います。特にロッド・アージェントのキーボードはセンスが抜群で、大ヒットした「Tell Her No」なんて、イントロ数秒でノックアウトしてしまうほどカ…

The Zomblies / The Singles A’s & B’s (’64-’67)

たいていのポップスがAメロ、Bメロ、サビみたいな決まりのなかで、アレンジやメロディを組み立てていくのに対し、ジョニ・ミッチェルの曲は、すべてがAメロみたいに、ユラユラと進行しています。メロディは歌詞を優先させるために、その都度、いろいろ変…

Joni Mitchell / Hejira (’76)

フリッパーズ・ギターがまだロリポップ・ソニックと名乗っていた頃、音楽雑誌で特集されていた「アノラック」とか「C86」とか、そういうムーブメントの意味がさっぱり理解できなかった憶えがあります。パステルズも名前だけで、音楽そのものは地方に住ん…

The Pastels / Suck On The Pastels (’88)

思えばジャズという音楽を聴き始めた当初から、ディジー・ガレスピーという名前はすぐに気になったものでした。いろいろなジャズのアルバムを聴いて「これ変な曲だなぁ」と思って作者のクレジットを見ると、いつもそこにはガレスピーの名が。トランペッター…

Dizzy Gillespie & The Double Six Of Paris (’63)

70年代フィラデルフィア・ソウルを代表する名盤。。シンプリー・レッドのカヴァーでも有名な「If You Don't Know Me By Now」のようなバラードが、なんと全曲も。ボーカル・グループ数あれど、全曲バラードってのもどうかと思いきや、これがもう最高なんで…

Harold Melvin & The Blue Notes (’72)

小学校の卒業記念なんかに、合唱や演奏なんかを録音したLPを生徒達に記念に配るという儀式は、世界中で行なわれてたわけですが、その学校とは何の関係もない物好きなコレクターの目に止まる内容であれば、それは「スクールもの」と呼ばれ、結構な値段がつ…

The Langley Schools Music Project / Innocence and Despair

曲調、曲順、音質、そして45分というアルバム全体の長さも含め、すべてが完璧。「Fruits Clipper」以降のcapsuleは、それまでのラウンジ風ポップ路線を封印し(それはそれで好きでしたが)、ひたすらテクノ道を突っ走っている感じが実に爽快です。オープニ…

capsule / MORE! MORE! MORE! (’08)

CDの内容そのものよりも、恒例の「超激レア企画」のプレゼント応募券に反応。「Perfumeのあなたの願いを叶えちゃるけん!」というわけなんですが、とりあえず一緒にボクのバンドで歌って踊ってくれたら最高です。で、このプレゼントにもある「願い」という…

Perfume / Dream Fighter (’08)

ムタンチスが変テコだった最大の要因は、アレンジしているホジェーリオ・ドゥプラの責任ともいえます。カエターノ・ヴェローゾの初期のアルバムにあった賑々しさもドゥプラのアレンジがあればこそ。彼こそ、歴史的名盤「トロピカリア」のジャケで、眼鏡をか…

Rogerio Duprat / A Banda Tropicalista Do Duprat (’68)

60年代から70年代にかけて世界中に存在した「ジェームス・ブラウンっぽい音楽」というのは、それこそ天文学的数字になることはまちがいなしです。そう考えるとJBが当時のポピュラー音楽界に与えた影響力は、ビートルズに匹敵するか、それ以上の存在か…

Dyke And The Blazers / We Got More Soul (’69)

ギターはノイジーに歪みまくっているけど、その弾き方は、まるで初めて一つのコードを憶えて得意げになってる子供のようにジャカジャカとストロークするだけ。ベースは、リズムを支えようという概念がまるでなく、憶えていないその曲のベースラインを必死に…

The Velvet Underground / White Light/White Heat (’68)

frenesi ワンマンライブ

フレネシさんのライブのお知らせです。ショック太郎が鍵盤で参加します。ヨコハマ近辺の方は是非。 「frenesi ワンマンライブ 〜ささやきの霧雨」 開催日:2008/11/08(sat) 時間 :open 14:30 act 15:00 charge:1,000円(without drink) 場所 :横浜馬車道 …